【AirTag犯罪防止】iPhoneではないスマホに入れるべきAppleアプリ
Apple社は「AirTag」がストーカー行為(ストーキング)や車両盗難に悪用される事件が相次いだことから米国時間1月25日(2022年)「Personal Safety User Guide」を改訂しました。気を付けなければならないのはiPhoneなどApple製品を使用していない人(非Appleユーザー)こそこのガイドが必要だということです。
ストーカーや車両盗難に悪用
直径31.9mm、薄さ8mm、重さは11gの丸いボタン型をした「AirTag」は位置情報を追跡できるIoTデバイスです。適切に使用すれば捜し物や場所(位置情報)の共有などに便利なガジェットですが、その反面として服のポケットや荷物の中に紛れ込まされてストーキングや自動車泥棒などに悪用されるツールにもなり得るものです。
「AirTag」を検知する方法
iPhoneユーザー(iOS / iPadOS 14.5以降)であればデフォルトの「探す」アプリの通知をONにしておけば自分のものでない「AirTag」が身の回りにあると感知・検出し、「あなたの近くで見つかりました」と通知されます。
通知をタップして[続行]を選択し、オプションから[サウンド再生]を実行すれば音で「AirTag」がある場所の特定をアシストしてくれます。
日本におけるスマホ端末のシェアはiPhoneが56.75%(2021年6月ウェブレッジ調べ)なので約半数はカバーされていますが、問題は残り半分の非iPhoneユーザーです。
Android端末はアプリが必要
Android端末で「AirTag」を検出するにはApple社のアプリ「Tracker Detect」をインストールする必要があります。評判を見る限り「Tracker Detect」はバックグラウンドでの自動的な感知はできず、能動的に検出の実行をしないといけないようです。
Apple社の製品による犯罪防止を実行するのに非iPhoneユーザーがApple社のアプリをスマホに入れ、能動的に検出を実行しなければならないとは厄介な話です。しかし、このアプリによってAndroid端末でも「AirTag」が悪用されるのを防ぐことができます。
「AirTag」はシリアル番号で特定可能
各「AirTag」には固有のシリアル番号があるので悪用された場合、Apple社は登録ユーザーを特定することが可能です。
非Appleユーザーは要注意
iPhoneユーザーはデフォルトアプリで自動感知が可能ですが、Android端末ユーザーはわざわざApple社のアプリ「Tracker Detect」をインストールして能動的に検出を実行しなければ「AirTag」の発見は難しいのが現実です(数日後に「AirTag」が鳴り出し、気付いたときには位置情報を相手に知られてしまっています)。
非Appleユーザーにとっては傍迷惑な話ですが、非AppleユーザーこそApple社の「Personal Safety User Guide」を気に留めておく必要があるのです。
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