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感覚統合

私達はごく自然に自分自身の内外から受け取る様々な刺激を脳の中で処理して統合しています。
例えば、ライトの光やテレビから流れる音、自分自身のバランス、関節の動き、匂いや服の肌触りなどです。一度に大量の情報を処理したり、刺激が快適で無いと判断したらその刺激を排除したり、少なくしたり、他のものに変えたり自分自身で調節することができます。

しかし、感覚統合がうまくできない方は、脳の中に耳障りな音、不快な匂い、不快な味や口当たり、など様々な不快な感覚が常に存在しています。そしてそれを無くしたり、少なくする事ができない場合パニックや癇癪、注意散漫、自傷行為などにつながる事があります。

感覚統合の基礎知識

英語ですが、日本語自動翻訳を使えば、よく理解できます。
「エアーズ博士の感覚統合を作業療法で使い子供の成功を助ける」
NJ Autism Center of Excellence



「子どもの行動を理解しよう!感覚統合理論の活用と具体的支援法」
リハノメチャンネル


感覚統合について作業療法士さんが中心となって、わかりやすくまとめてくれているサイトです。具体的な感覚遊びの紹介などもあります。
「カンカクラボ: 感覚統合遊びのまとめサイト」

JSI-R (Japanese Sensory Inventory Revised)の紹介

感覚統合検査の一つで公開されている。
質問表のダウンロードは以下のリンク先から可能ですが、注意事項などをよく読んでからお使いください。

JSI-Rの研究論文

「感覚調整障害と知的障害の関連性について
−日本感覚インベントリー(Japanese sensory inventory; JSI−R)を用いた比較研究−」松島 佳苗・他
日本発達系作業療法学会 2012年 Vol 1.  No.1

https://www.hattatuot.jp/file/journal_archive/vol1-01.pdf

感覚統合理解の為におすすめの書籍

センソリー・ダイエット (Sensory diet)という考え方

センソリー=感覚
ダイエット=栄養・食べ物
と聞くと、栄養療法のように感じますが、センソリー・ダイエットとは作業療法士が対象者一人一人の感覚的ニーズを把握し、それを満たすアクティビティーや日々の活動のルーティーン計画を立てる事です。的確なセンソリー・ダイエットがある事によって、対象者が落ち着いた集中した日常生活を過ごす事ができると言われています。
例えば、強めの圧力を感じると落ち着く対象者には、大きめのクッションに抱きつく時間を作ったり、光の刺激を不快に思う対象者には暗めの部屋で休憩するなどです。
以下の動画でセンソリー・ダイエットについて解説してくれています。

What is a sensory diet?
日本語自動翻訳あり
Sensational Development Occupational Therapy


感覚統合と音楽療法

自閉症のクライエントにカバサを使って感覚の入力を行なっている音楽療法の様子

感覚統合活動におすすめの楽器

↑ レインスティックを購入する場合、サボテン素材のものは穴を塞ぐための小さな杭のようなものが打たれているので、それが飛び出て危険です。表面が加工されてツルッとしたものを選びましょう。

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