1度は読むべき、おすすめ本③-1
このマガジンでは、私が読んでみて、人生の1冊になるであろうおすすめ本を紹介していきます。
この場では、どんな内容の本であるのかを簡単に紹介していきますので、詳しく知りたいと思った方は、実際に購入して読んでみてください♪
本日のおすすめは、
タイトル:マネジメント 基本と原則(エッセンシャル版)
著者:P.F.ドラッカー
編訳:上田 惇生
出版:ダイヤモンド社
こちらです。
チームリーダー、組織のリーダー、経営者、誰にも通じる「マネジメント」の土台をつくりたい、ノウハウを知りたい、
そんな方に、読んでもらいたい本です。
では、本について。
内容が非常に濃いので、今回はvol.1-4でお届けします。
1.組織が存在する理由
なぜ、「組織」があるのか。
それは、
組織=組織の機能を活かすことによって、社会、コミュニティ、個人のニーズを満たす為。
ようは、組織単体で見た時に、組織自体が社会の「目的」ではありません。様々なニーズを満たす為のツールとして存在しています。(組織=手段)
簡単にいうと、メインは「社会」。その社会の一部であるのが「組織」。「社会」に貢献することによって、社会に存在するコミュニティや個人のニーズに答えることができます。
だから、組織が考えなければならないことは、
「その組織は何をなすべきか。機能は何か。」が問題だと、ドラッカーは説いています。組織の機能を考えたときに、組織の心臓部分にあたるのが、マネジメントになります。
2.マネジメントの役割
・自身の組織やチームにおいて、それぞれの目的を果たすために存在している
・働く人たちを生かすため
・社会に与える影響及び社会問題について貢献するため
この3つの役割こそ、マネジメントがこの世にある理由です。
それぞれの目的=組織やコミュニティ、そして個人を通して、目指している目標のことを指します。マネジメントは、その目標に向かう手段の1つと捉えることが大切です。そうすると、必然的に「人」が関わることばかりだと思います。その「人」たちを生かすことで、彼らの自己実現の手段の場としてもつながります。
この2つがあるから、組織やチームが社会問題に対してどう貢献していくのか、という手段を明らかにすることができます。
そしてマネジメントで進んでいる時間軸は、今・未来・長期・短期の4つの時間軸で進んでいます。
先程伝えた、マネジメントの役割3つを成し遂げようとするとき、必ず「時間」が問題になります。時間は、4つ目の役割と思うよりは、第4の次元(空間)と捉えることが今後の動き方につながります。
なぜこの4つの時間軸なのか。
それは、成長したいかどうか。成長したい、もしくは拡大していきたい場合、目の前の小さなパイだけを追い求めていては未来を見ていないことと同じですし、壮大な未来ばかりを追い求めても、現実を打破することは無理。
未来というのは、今と違くて当然。しかし、未来というのは、今とかけ離れているものだとしても、「今」という時間軸でしか創造することができません。
目的に対して、どの時間軸で進めていくかを見極めることも、マネジメントに必要不可欠な考え方なのです。
そして、最後にマネジメントの役割として大切なことは、「管理」することです。管理する対象は、既にこの世にありえること全てです。それをみつつ、常に起業家というポジションで物事を見る必要があります。なぜなら、資源(お金やモノ、人)をどう配分するか、適材適所に振り分けないと組織やチームは前に進むことが出来ないから。成果のある小さな分野から、大きな分野でも成果がでていないこと。それらの物事に対して、目を向けて資源をどう分配することがベストなのかを判断することも、同時に問われることとなります。
だから、昨日あったことはすでに過去となり、今や未来に必要なことの取捨選択をしていくことが大きな使命になるのです。
今があるからこそ、明日を創造していく。その大切さを、序章でドラッカーは説いています。
3.社会が関心を持つこと
結果にしか、興味をもちません。
だから、いまつらつらとお話しした「マネジメントの役割」のプロセスには興味がありません。
ですが、マネジメントを行う人は、組織やチームの手段に一番関心を持たないと、出せるはずの結果を生み出すことは不可能となります。
マネジメントをするにあたり、まずはこの手段にいかに関心をもてるかが、キーポイントとなるでしょう。
ここまで、vol.1をお届けしました。
読んで頂き、より詳しく&早く本を読んでみたいと思った方は、購入してみてください。
次のvol.2では、マネジメントの使命についてまとめます。
おしまい。
いつもありがとうございます(*^-^*) 次なるコンテンツの本に使います♪