Musicolune feat. KaHO「夢の帳」歌詞&ライナーノーツ

Musicolune feat. KaHO「PARADE」4/2(土)Spotify、iTunes、Apple Musicなど配信サービスからリリース！

Musicolune feat. KaHO「夢の帳」歌詞

絵、を描いてみたんだ
あたしだけの水彩画
歌、を作ってみたんだ
あたしだけの哀歌

君にも触れさせたくなくて
ついにはひとりになってしまう　なら　ああ

夢なら醒めないように
音なら消えないように
なんにもわからないから　落ちる　夜は
明けなければそれでいい
貴方がいれば怖くはないよ
知らない事が多すぎる　知りたくない

手　を　離してみたんだ
形だけの　愛とか
裏を　覗いてみたんだ
夢の帳の藍を

あたし綺麗事なんてひとつでも
いらない知らない　それでもいい？　かな？

感情の証明
音の行く末
空間の概念
君の言葉の効力

それだけ早く無くして
言いたいことを隠した
繋いだ手からの熱を　にがせない　夜は
明けるけれどまた暮れる
最近になって知ったんだよ
まだまだあるでしょうこの世界は

夢なら醒めないように
音なら消えないように
落ちる

KaHOライナーノーツ

こんにちは！KaHOです。MusicoluneさんとのコラボEPのリリースが4.2に決定しました！
今回はその中から「夢の帳」について掘り下げていきたいと思います！

簡単に言うとどんな曲？

「未知な世界を進んでいかないといけないと言うことへの恐怖心と希望」を表現した曲です。

夢って最初は自分だけのものだけど、進んでいくと他者も関わってくるじゃないですか。その時に否定意見が自分の存在自体の否定に感じてしまって怖くなることがすごくあって。

でも未知なものもちゃんと見ていかないと、夢のその先も見れないんですよね。

歌詞とメロどっちから書いた？

同時！！！笑

ericさんのオケのラフが最初にできていたのですが、それに乗っかる歌詞とメロほんとに同時に降りてきました。

狙ったわけじゃないのですがサビは割とキャッチーな感じになってよかったなと思ってます。

一番お気に入りポイント

２番のサビの歌詞です！ピンポイントですが、「まだまだあるでしょうこの世界は」という部分がお気に入りです。

いくら知った気になっていても本当にまだまだいろんなことがあります。何歳になってもだと思います。沢山知りたいです。

最後に

生きることって、毎日未知で怖いです。不安定な日々ですがこの曲で救われる感情がありますように。願っています。

是非、自分の解釈できいてみて下さい。よろしくお願いします！KaHOでした。リリースをお楽しみに！

Musicolune ライナーノーツ

エヴァンゲリオン→ドビュッシー→初期宇多田ヒカル?

この曲は、なかなか面白い経緯がある曲です。

最初は、宇多田ヒカルさんの「One Last Kiss」みたいにコード進行があまり展開しない曲を作ってみようというKaHOさんと話してました。
そこにクラシックのフレーズを入れようアイディアを追加。しかし、著作権の関係でそのフレーズは使えなくなり、最終的には「SAKURAドロップス」の時の宇多田ヒカルさんのような、切なくて儚いポップス曲が完成しました。

ドビュッシー「夢」のフレーズが始まり

クラシックのフレーズを取り入れるという事で、KaHOさんにドビュッシーの「夢」を選曲してもらい、メロディーとコードのmidiをもらいました。オリジナルのコードを分析しようと一瞬思ったんですが、リハモのアイディアがすぐ浮かんだので、それをサビ、イントロ、間奏のコードとして使用。

元々のアイディアでは、そのコードを繰り返す事になってたんですが、やはり展開を付けたくなり、AメロとBメロのコードも作りました。ここで最初のコンセプトから大分外れる(笑)

リズムトラックは、最初ビョークをイメージしていました。ビョークのような変わったトラックの上に果歩さんが歌ったら面白いと思ったからです。なので、ドラムは少し変わった音を使っています。ビートはヒップホップ寄りにはなりましたが。
ギターはいつもサポートしてくれている肥沼武さん。打ち込みのトラックに切なさを加えてくれていますね。

そして、ワンコーラスが出来た時点で、果歩さんにファイルを渡して、メロディーと歌詞を自由に作ってもらいました。

夢をイメージしたボーカルエフェクト

2番のAメロと、終盤のボーカルに大胆なエフェクトをかけています。タイトルの「夢」をイメージしたんですが、曲の儚さを上手く強調出来たかな。

最後に

Musicoluneの曲の多くは4つ打ちのダンスミュージックです。
しかし、この曲は踊るというよりも、その儚さと美しさに浸るような曲となりました。
是非、皆さんも浸ってみてください！