父の記録

生前の父はブログを書いていて、それも毎日欠かさず書いていました。その堅実さというか、日々の積み重ねというか、毎日きちんとやることをやる父の性格は私にも受け継がれているのでしょうか？

亡くなる10日前くらいに病院に行ったとき、車椅子に乗った父はそのブログを消去しました。iPadでページに入り、パスワードを入れてログインして、長年（きっと10数年）書いてきたブログを消去し、「すっきりした」と言いました。なのでもうそのブログはWeb上には残っておらず、見ることはできません。日々の気付きや撮った写真、消さずにいてくれれば、今も日々見ながら父を思い起こすことができたかもしれません。

それとは別に、父は自身のホームページを作っていました。そちらも消したかったみたいで、消すためのUSBがあると言い残していましたが、そこまではできずに亡くなってしまいました。サーバーの契約とかでそのうち消えてしまうのかもしれませんが、今でもそのページを見ることはできます。

残っていることは父の本望ではないかもしれませんが、私としては今少し残しておきたい。そして父がどんなことをしてきて、何を思ったかは知っておきたい。改めて読んでみています。

河童のあしあと