日常を語る番外編 用語解説

みなさんこんにちは!
ドラゴンです🐲
「日常を語る」では前回、特別支援学校入学、そして低学年の授業について書きました。
次回以降は専門用語を使っての説明もさらに増えると思います。
そこで今回は、「日常を語る」コーナーで使いそうな言葉(特に障がいや障がい者関連)を分かりやすく説明することをテーマに、少し長めの記事を上げさせていただきます。
今後出てくる言葉の解説もここでしますので、ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
なお、この解説はあくまで、私個人の認識および経験に基づくものです。あらかじめご了承下さい。

身体障がい

身体障がいとは、身体のどこかにある障がいのことです。ここで勘違いしないでいただきたいのは、身体を自由に動かせないことだけを身体障がいと呼ぶのではないということです。視覚や聴覚に障がいがある場合も、身体障がいと呼ばれます。

肢体不自由

身体障がいの中でも、手足(肢体)が自由に動かせない障がいを肢体不自由と呼びます。私が持っている障がいはこれです。
肢体不自由といっても全員が歩けないというわけでもありません。これはどの障がいにも共通して言えることですが、障がいの程度は人によって様々です。
例えば肢体不自由ならば私のように、人の力を借りても立って10歩ほど歩くのがやっとの人もいれば、クラッチという特殊な杖を使えば1人で歩ける人もいます。

知的障がい

知的障がいとは、知能の発達に遅れや停滞がみられる障がいのことです。具体的には時計が読めない、漢字の読み書きができないなどの症状が多いと思います。少なくとも、私の周りの人たちはそうでした。
そしてもうひとつ知的障がいの方の特徴と言えるのが、すべての行動のルーティーン化です。
例えば、「月曜日は朝7時に起きて朝ごはんを食べる。その後8時半に出勤して9時から仕事。10時に10分の休憩を挟んで……」というスケジュールがあったとしますよね?人間ですからたまには、10時で仕事を切り上げられないこともあります。その場合、みなさんだったら5分くらい仕事を延長してキリ良く終わらせるのではないでしょうか?
知的障がいの方たちは、それができない人が多いんです。10時に終わるって決まってるから10時に終わる。そのルーティーンから外れてしまうと、パニックを起こしてしまうんです。
ルーティーンの種類も多岐にわたります。時間的なことから「月曜の昼はおにぎりを食べる」というようなことまで。なので知的障がいの方と接する時はまず、相手のことを理解することから始めなければなりません。私もそうやって、知的障がいの方々と付き合ってきたのです。

特別支援学校

特別支援学校とは、障がい者が通う専門の学校です。全国各地にあります。
その種類も様々で例えば、私が通っていたのは肢体不自由専門の特別支援学校です。この他にも知的障がい者専門の学校もありますし、盲学校や聾学校も特別支援学校に定義されるそうです。
特別支援学校は以前、養護学校と呼ばれていました。2007年(私は当時8歳)から名称が変更されたとWikipediaには書いてあるのですが、私の記憶では私が通っていた学校の名称が変更されたのは東日本大地震後。なので養護学校という呼び方の方が馴染みがあったりします。このことについては後日別記事で詳しく扱おうと考えています。

就労支援施設

就労支援施設とは、障がい者が働くための場所です。私も現在お世話になっています。
基本的には普通の会社と変わりません。仕事をして、工賃という形でお給料を頂くというシステムです。
もちろん施設によりますが、車いすOKのところもありますし、昼食を施設で提供してくれたり、自宅まで送り迎えをしてくれるところもあります。
ただ、お昼の食事代や送迎を頼んだ場合のガソリン代は請求されます。工賃からそれを差し引くと、稼げるのはせいぜい5000円が限度ではないかなと思います。
私の場合その約5000円から1500円を自分の小遣いに、残りは将来のための貯蓄に当てています。ここにnoteの収益を加えて、小遣いも貯蓄ももう少し増やせたらいいなと考えているわけです。

まとめ

ここまで読んで頂きありがとうございました!
みなさん、いかがでしたでしょうか?
理解できたこと、まだちょっとよく分からないこと、それぞれあると思います。
でも、安心してください。当事者の私でさえまだまだ分からないことだらけです
冒頭にも書いたように今回の解説はあくまで、私個人の知識と経験に基づくものです。専門家の方からすると穴だらけの解説かもしれない。特に知的障がいのブロックは、100パーセント私の経験から書いているので間違いもあるかもしれません。でも私はこの認識で今まで生きてきました。生きてこられました。
これからも、自分のことのみならず「障がい」というものに対する理解を徐々に深めていきたいと思っています。
みなさんがこの記事を読んで、少しでも私たち障がい者のことを考えるきっかけになってくれたら嬉しいです。

次回予告

次回の日常を語るは、小学校3、4年生編をお送りします。ここで解説した言葉も徐々に登場しますので、今までの記事と併せてお読みいただけたら嬉しいです。
それではまた次回お会いしましょう!
以上、ドラゴンでした🐉
ありがとうございました!
Twitterもやっていますので、noteともどもよろしくお願いします!

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