名曲783 「ダイアモンドダストが消えぬまに」【松任谷由実】

ーー軽快なステップではじめましーてー♪ーー

【Before The Diamond Dust Fades… / Diamond Dust Ga Kienu Ma Ni】

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 ダイヤモンドダストは好きな言葉だ。○○ダストってかっこいい言葉が多い。スターダストとか、ハウスダストとか。なんというか収まりがいいのだ。ホコリなのにこんなかっこいい言葉をもらえるだなんて幸せ者め。

これがダイヤモンドダストだ! - YouTube

 細氷の神秘性は地球上で上位に入る。こんな美しい情景は歌にしないといけない。というわけで松任谷由実が取り入れたのが名曲「ダイアモンドダストが消えぬまに」。

 前奏が秀逸である。ユーミン節。冬のイメージがぶわっと広がるではないか。きれいなメロディーを作らせたらもう、この方にかなう人はほとんどいない。

 サビは「ダイアモンドダスト」をちょっと詰めて頑張った印象。そこは3文字で済みそうなのに、あえて詰め込んだのはかえっていい。ここが仮に「彼は」だったら凡曲というか、個性が生まれなかったと思う。ダイアモンドダストをちょっと尖らせて入れることでインパクトが生まれた。

 そういえばどっちでもいいじゃないかと言われてしまいそうだけれど、ダイヤモンドダストが普通の表記である。これも少し昭和の味があっていい。この曲はユーミンの曲の中では目立たないほうだが、この時期になると聞きたくなりますね。

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