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名曲78 「ウルトラマンネオス」【前田達也】[ウルトラマンネオス]

ーーウルトラマンシリーズ史上最も評価されるべき伝説の神曲ーー

ウルトラマンはいまも大人気の特撮コンテンツである。私は昭和ウルトラマンの曲について「非常に」詳しい。父親が好きだった影響も少しあるが、ウルトラマン本編ではなく、曲のほうを好きだったのはちょっと変わっていた。

ウルトラマンシリーズは数多くの名曲があるのだが、今回はまず伝説の神曲について取り上げる。ウルトラマンネオスの主題歌だ。マイナーなので知らない方も多いだろう。1995年にパイロット版で初登場した。ウルトラマン80が不人気で一時終了したあと、円谷プロが再びテレビでウルトラマンを復活させようと意気込んだ作品である。残念ながらテレビ化はならなかった。

と書いていると止まらなくなってしまうので曲について触れていきたい。まず上の動画のサムネイルを見てわかるように(右がネオス)デザインは初期のウルトラマンに似せている。いわば原点回帰なのだ。スペシウム光線ではなくネオスはマグニウム光線を使う。胸の前で✖︎を作って打つのだがこれがちょっと工夫のある動作が必要で、ちなみにとなりの21(ツーワン)はウルトラセブンの……

やっぱり話が先に進まない。ウルトラマンシリーズは幼少期のころから好きだったので愛が溢れてしまうのだ。大人になったいまでも考察などで楽しめるし、一粒で二度おいしいコンテンツだと思う。もし興味のある方はぜひともおすすめしたい。子どもだった当時、ティガ、ダイナ、ガイア、コスモスにハマっていたそこの若お父さん、子どもに勧めつつ童心に戻れるチャンスですよ。

{DON'T GIVE UP! DON'T GIVE UP! OH ネオス!! DON'T STOP! DON'T STOP! OH ネオス!!}

当時は幼少期、当然歌詞の意味がわからなくて父親に聞いてみたものであった。英語も読めないから耳に聞こえた素直のままに「ドンギーバ、ドンギーバ」なんて歌っていた。GET UPをゲーラ、ゲーラなんて。

{力の強さに 迷うとき 忘れちゃいけない 愛がある}

地味ながらこの歌詞はけっこう秀逸だと思う。ウルトラマンだからできる歌詞かというと、例えば喧嘩自慢の人だったり、ボクサーやプロレスラーにも使えるんじゃないだろうか。こういった勧善懲悪の中にハートフルな要素が詰まっているのもウルトラマンの魅力である。

ちなみに今回、名曲78にウルトラマンシリーズを取り上げたわけだが、78という数字はウルトラマンと縁がある。М78星雲がウルトラマンたちの故郷なのだ。これは狙っていた。小ネタは毎回出せない分、出せるとちょっとうれしい。

【今日の名歌詞】

力の強さに 迷うとき 忘れちゃいけない 愛がある

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