名曲929 「ウルトラセブン21」【前田達也】[ウルトラセブン21]

ーーツーワンが出たら否が応でも興奮するーー

【Ultraseven 21 by Tatsuya Maeda】

Ultraseven 21 by Tatsuya Maeda - YouTube

 ウルトラセブン21は正直かなりマニアックな部類のウルトラマンだと思う。1995年にパイロット版で登場してから、ちょくちょくイベント等で見ることはあっても、主役を張ったことは数少ない。セブンといえば本家本元が圧倒的に有名だ。

 だが主題歌は一級品。個人的にウルトラマンシリーズの中で上位に入る名曲だと思っている。歌うはこの時代に欠かせない前田達也。同時期のネオスも担当しているが、そちらは既に書いている。正直、ネオスが至高だったので今回の21はずっとストックの中に埋もれていた。

 うーむ、どこか影が薄いのである。ネオス21と並べてもやはり2番手であるのは否めないし、活躍シーンもごくわずかだからだ。最近になってようやく21もウルトラの仲間入り感が出てきたが、私が子どもの頃は扱いがひどかった。昭和ウルトラマンらと比べても「ま、まあいるよね」みたいな感じ。知っていたらマニアック的な。だからか、ウルトラマンフェスティバルとかで21を見たら大人げなく興奮してしまう。思わず2ショットを撮ろうか迷ったほど。

 今回の曲はやはり90年代らしく重厚。パワードやネオスもそうだが、曲として非常に秀逸である。サビのゆったりしたメロディーはまさに王者の余裕。なお後にリメイクされるのだが……

ULTRA SEVEN 21 - YouTube

 これはこれでいいのだけれど、相変わらずテンポよくなってしまっている。個人的にはちょっと下かなと。

 余談だがサビの合いの手に(HURRY UP TENDER HEART)というのがあるのだが、子どものころは「なにやってんだー」と覚えていたなあ。いまもそこが流れるとそう唱えてしまう。すんません。アドリウムで。

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