名曲314 「恋のマイアヒ」【O-Zone】

ーー日本を中毒の海に溺れさせたハイテンション曲ーー

【恋のマイアヒ 高音質】

 2000年代に流行した曲を挙げろといえば、この曲は外せないだろう。マイヤヒー、マイヤフー、マイヤハー、マイヤハッハー。うーん懐かしい。

 元々の原曲は「Dragostea Din Tei」という。O-Zoneは調べてみるとモルドバ出身のグループで、ルーマニア語だという。最初はルーマニア国内で流行し、じわじわと世界中で広まっていったようだ。

 イメージ通り。今回はそっちではなく、日本でのブームについて振り返ってみたい。

 こちらの動画がわかりやすいだろう。2000年代前半はフラッシュ動画がめちゃくちゃ流行っていた。そのころに私もちょうどコンピューター(学校の授業であった)に触れる機会があり、家のパソコンも使うようになった。お恥ずかしい限りだが、当時10歳くらいだっただろうか、大好きだったのがフラッシュ動画だったのである。

 恋のマイアヒは中でも人気があった。それはアングラなフラッシュ動画の世界にとどまらず、表でも評価されて大ブームを起こしたのである。噂によると最近になって再評価されたそうだが、もう当時の第一ブームで生まれていなかった人が耳にするような時代になっている。15年以上経っているとは。

 空耳の要素に加えてアスキーアートを用いたキャラが受け入れられたのもヒットした要因だろう。かわいらしさ満点、当時の味はいまじゃなかなか出せない。ネットが生んだアイドル(モナーなど)は、当時は触れちゃいけない感じであったが、徐々に受け入れられてきたように思う。

{アーロン 猿 すげえ うん 拝読 字ベロ 指 ラマ 増してーパンチラ アロー アーロン すげえ ピカソ 簒奪ビーフ キス すごい 肉 脱線してんの さらに肉 米さ 米酒だろ 飲ま飲まイェイ 飲ま飲まイェイ 飲ま飲ま飲まイェイ キープダルシム 顎studyday 波平素手大きい笛入れ}

 ↑は脳内で残っている空耳歌詞である。正しいものではないので注意。でも恐らく、私みたいに全部じゃなくともまだ歌えるワードがある人は多いだろう。特に「飲ま飲まイェイ」は秀逸だ。これがブームのきっかけ、そして広く世間に受け入れられるキーフレーズになったのである。

 今後もこのnoteで取り上げるかもしれないが、当時流行した曲が再評価される流れはうれしいものである。と同時に、年を取ったと落ち込む。うーん、飲ま飲まイェイで忘れよう。

       【今日の名歌詞】

米さ 米酒だろ 飲ま飲まイェイ 飲ま飲まイェイ 飲ま飲ま飲まイェイ


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