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名曲106 「惑星タイマー」【スキマスイッチ】

ーー宇宙をぼんやりと旅してみたくなる壮大な名曲ーー

【惑星タイマー】

スキマスイッチは過小評価されているというか、何ともいえないモヤモヤ感がある。時代が時代ならミリオンヒットを出していたに違いない曲はいくつもあるだろう。2000年代はかなりの人気を博していたように感じる。街行けば必ず音楽が流れていた。

今回はちょっとマイナーな名曲を紹介。スキマスイッチを取り上げるならそれじゃないだろーと言われてしまいそうで恐縮だが、私の中で今のところ一番好きな曲である。

{君だけを乗せ 君だけを乗せ 彗星みたいに冴えたスピードで 遥か遠くへ 遥か遠くへ 一緒になって惑星(ほし)を探すよ 刻(とき)を止めて}

サビのゆったりしたリズムにロマンチックな歌詞が合わさる。プラネタリウムで流れる星の景色を愛する人と一緒に見ている光景が目に浮かぶようだ。この曲を聴くと思わず見上げてしまう。

{オーロラを蹴って太陽系をワープして ちょうどいい感度で北極星素通りして 僕らはまだ希望(ひかり)すらそこにあるか知らない ならば、創造したいなぁ}

雄大。宇宙空間を旅するかのような、ドラえもんの世界観である。余談だがスキマスイッチは「ボクノート」でドラえもんの主題歌も担当したことがある。

{愛情がどうとか言葉だけじゃわかんないや タマシイを星座に浮かべて 渾身の心で永遠(とわ)の願い誓い合うや 見つかった世界が、僕たちの未来が、始まる}

さらにゆったりとテンポダウンして「わかんないや」というセリフが出るのも柔らかくていい。惑星の遠い大きな世界観を想像してみると愛情も同じくらい広くて深いものであると合致したのかもしれない。偶然巡り合った世界、それが自分たちの惑星と重なればそれでいい。

{彗星みたいに冴えたスピードで 遥か遠くへ 遥か遠くへ 一緒になって惑星(ほし)を探すよ}

彗星みたいに冴えたスピードとあるが、これはおそらく彗星みたいにはなれないけど自分たちの速度でという解釈と見た。

{流星群みたいに降る夢}

最後まで宇宙たっぷり。スキマスイッチはもっと評価されてほしいアーティストである。ロマンチックも熱い曲も器用にできるのはそうそういない。

【今日の名歌詞】

オーロラを蹴って太陽系をワープして ちょうどいい感度で北極星素通りして


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