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名曲60 「イロトリドリノセカイ」【Bank Band】

ーーみんな違ってみんないい。色とりどりの鮮やかな世界ーー

【イロトリドリノセカイ】

bank bundは知る人ぞ知るユニットである。ミスチルの桜井和寿がボーカルを務め、数々のカバー曲を歌い上げる。小林武史や亀田誠治などの有名アーティストも所属しており、音楽好きならば押さえておきたいところだ。

この曲が元々JUDY AND MARYの曲であることはあなたもお分かりだろう。えっ知らない?それはちょっと屋上。頭の中真っ白ですかもう。

なぜ私がbank bandバージョンを推すのかというと、かなり毛色が違うのだ。原曲は正直あまり好きではない。ちょっと暗い感じがして、それこそ女性が切に訴えかけているかのようなどんよりとした雰囲気だからである。

ただ、私がザッと調べたところによると、原曲のほうが人気があるようだ。ジュディマリのファンからすればこちらは邪道ともいえるかもしれない。間違いなく涙を誘うのはジュディマリバージョンである。興味がある方はぜひ聞いてほしい。

今回、カバーのほうを取り上げたが前述の通りまったく曲の雰囲気が異なる。こちらはポップだ。むしろここまで曲の印象が変わるのかと、なんだかビフォーアフターのようであった。

{色とりどりのガラスみたいな涙の美しさ 七色は初秋の風に乗る}

とはいえ、曲が変われど歌詞は変わらない。詩的な表現が多いため、それを気持ちにのせるとなると…原曲のほうがいいかもしれない。ちょっと見方が変わってくる。

{白と黒の記憶もいつか落葉に満たされ 神のお気に召されるように}

ここまでサビを記載したが、それだけで七色と白黒で9つ色が出た。この曲の本質である。ぜひとも曲を聴いてイロトリドリの世界観を感じてほしい。ポップかバラードになるかはあなたの持つ色次第。真っ白なキャンパスをお持ちの方は特に。

…結局ジュディマリバージョンも好きではないとも言い切れない。うーん、オリジナルもカバーも、好みは色とりどり。そういうわけでまとめさせていただきたい。

【今日の名歌詞】

シアワセの沈黙に言葉を失くそう

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