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サマソニ大阪2024備忘録

Toshihide Nagase music bar Gaffa

ガッファも夏休みをいただき、サマソニ大阪2DAYSに参戦してきました！！
2年ぶりの参戦となりましたが、これまでの舞洲から今回は万博記念公園へと場所を移し、夏フェス感が増したというか、快適でした！！

まず、会場内に芝生や木々が多く、あちこちに日陰もあり、心地良い風が吹き抜けると、意外と涼しかったりもして。

日本庭園や太陽の塔などもうまくフェスと一体化していて、良い役割を果たしてくれたし。

ステージ間の移動も、割とスムーズに出来たので、観たいアクトはだいたい観ることが出来たし、満足度高し！！

結果、11組のアーティストをフルで観ることが出来て、他にも2～3曲くらいは観れたアーティストが5組、合計16組ものパフォーマンスを生で体感することが出来ました！！歩きすぎて疲れちゃって足が痛い、という代償はありますが(苦笑)、前売り32,000円のチケット代が安いと思えるコスパの良さ！！

というわけで、その中で特に印象に残ったステージをピックアップして簡単に紹介したいと思います。

一日目


Lovejoy


ポップなUKインディー・ロック！かなり良い！こういう新たな出会いがあるのもフェスならでは。トランペットもいい味付けで、ノリの良い曲で盛り上がるのはもちろんのこと、切なさや哀愁あふれるフレーズも印象的！

CDかLPを買わねば！と焦ったのだけど、配信でのリリースが多く、数少ないフィジカルはどこも品切れで中古は価格高騰している・・・

X（旧ツイッター）にLovejoyをサマソニで観ているとポストしたら、海外から「いいね！」やリポストが殺到し、「録音（録画）出来るなら、してくれ！」と懇願するコメントまできたりして、海外では熱烈なファンが数多いのだと分かり、今回一番の掘り出しものでした！！

Tyla

南アフリカ出身のタイラ！ハウスをベースにしたR&B「アマピアノ」というジャンルで、中毒性もあり、ついつい引き込まれてしまう！

ステージ上には巨大な虎が出てきて、その上で踊り歌うタイラがとにかくカッコイイ！！

ホントは同じ日に出演予定だったPinkpantheressとセットで観たかったのだけど、そちらはキャンセルになってしまったのが残念・・・

最後の最後に披露してくれた代表曲「Water」では、MVと同じようにペットボトルの水を自分の体にかけながらのパフォーマンスで、会場も盛り上がりました！！

Aurora


一日目で一番のお目当てだったオーロラちゃん！！神がかり的な素晴らしいステージでした！！

オーロラが太陽に扮した映像をスクリーンに映しながらスタート、徐々に夜へと時間が経過し、巨大な月が映し出され、幻想的な雰囲気に。光と影をうまく使った演出で、スクリーン前でパフォーマンスするオーロラがまるで影絵のように月と重なり、芸術的すぎる！！と感動してしまいました。

当初、ソニック・ステージのトリだったオーロラちゃんが、なぜか急に順番入れ替えてトリ前の時間帯に変更となったのですが。もしかして、ちょうど日の沈むタイミングでパフォーマンスした方が、今回のステージは映えるとの判断があったのではないか？と勘ぐってしまうくらい、出来すぎな演出！！しかも、ステージからは太陽の塔の後ろ姿が見えるという絶好の位置。

翌日のベルセバも「日の沈むこのタイミングで演奏できて嬉しい」みたいなコメントをしてたけど、野外ステージでは真っ暗になってからのトリよりも、日の沈むタイミングの方が演者側としては嬉しいのかもね。

途中、歌詞を忘れて謝りつつ、なんとか乗り切った場面もかわいらしかったけど(笑)、全体的に力強い歌声とダンスに圧倒されました！！

代表曲「Ｃure for me 」は、元々ポップなアレンジでのペンギンダンスで話題となりましたが、今回はかなり重厚というかロックっぽい演奏でカッコ良かった！！

二日目

Loren Spencer Smith

まだ20歳のイギリス生まれ、カナダ人シンガーソングライター。ヒットした「Fingers Crossed」しか知らなかったけど、他の曲もなかなか良い。

自作曲だけでなくカバーすることも多い彼女ですが、今回もルイス・キャパルディの名曲「Someone You Loved」を見事に歌い上げてくれたのが印象的！カバーでも自分の曲のように聴かせることが出来る歌声が素晴らしい。ライヴ後に周囲にいた他のお客さんが「アデルみたいなスゴい声だったな！」と評していたのが聞こえたのですが、確かにそんな雰囲気があったかな。

気に入ったので、CDを注文しちゃいました！早く届くといいな～

Stephen Sanchez

ナッシュビル出身のシンガーソングライター、スティーブン・サンチェス！

オールディーズ風な甘い歌声で「Until I Found You」が大ヒットした彼ですが、上半身裸でリッケンバッカーをかき鳴らす姿は滅茶苦茶ワイルドでロック！！

「さあ、踊る時間だ！」と叫んでからの「Pretty Woman」のカバーで会場は大盛り上がり！！

アルバムで共演していたレイヴェイがもしかしたらサプライズで出てこないかな？とちょっとだけ期待してたけど、残念ながら実現せず・・・まぁ、仕方ないか。

Laufey

スティーブン・サンチェスとの共演はなかったけど、レイヴェイ本人のステージも凄かった！！

父親がアイスランド人、母親が中国人の彼女ですが、アメリカのバークリー音楽大学を卒業しており、歌も演奏もジャジーだったりクラシカルだったりして、落ち着いた雰囲気。

曲によってギター、チェロ、ピアノ、と楽器を持ち替えて歌う姿はとにかく美しい・・・

あまりの暑さでチェロのチューニングがすぐ狂ってしまうようでしたが、余裕でMCしながらチューニングを合わせていて、そんな時でさえ、なんだか優雅で贅沢な時間に感じられました(笑)

ガッファには彼女のLPが2枚あるので、しばらくヘビロテすることになりそうだな～

Måneskin

もはや説明不要、二日目ヘッドライナーのマネスキン！！2年前のサマソニではまだ明るい早い時間帯に出演してたけど、「ヘッドライナーを自分たちで育てる」というサマソニの強い思いが実って、見事にヘッドライナーに成長しましたね！！

19時半スタート予定でしたが、すごい人気だから、おそらく演奏開始前にかなりの人が集まり、なかなか前に行けないだろうな・・・と不安だったので、その前に別ステージで観ていたベルセバを泣く泣く早めに切り上げてマネスキンへ移動。

19時10分くらいに着いた時点で、かなりの人・人・人！！
今回のエア・ステージはとにかく広かったのだけど、後ろの方まで寝転んだり座ったりして待つ人でいっぱい！！

エア・ステージはPAの位置より後ろだと、音がイマイチな印象だったので、せめてPAよりは前に行きたいところ・・・座ってる人たちの間をくぐりぬけて、なんとか前方で立って待っている人たちのところまで辿り着けた！！ここならなんとかメンバーを肉眼で捉えられる！！

すると、19時半の5分前に暗転し、いきなり演奏がスタート！！まさかのフライング！？ちょっと早めに移動して正解だった・・・

とにかくオーディエンスが熱狂する曲を最初から次々と畳みかけて、休む暇が無い(笑)！！

トーマスやヴィクトリアはステージ狭しと動き回り、時にはオーディエンスに身を預けてのプレイもあり、いつもながら運動量がすごすぎる！！

照明も効果的で、ダミアーノが大きな照明をかかえてトーマスにスポットを当てたり、トーマスがギターのネックを左右へ振ると、それに合わせて照明も左右に振れてオーディエンスを照らしたり、会場全体が盛り上がる演出はさすが。

ヒゲを生やしてタンクトップっぽくも見える衣装を着たダミアーノは、まるでフレディ・マーキュリーのような圧倒的な存在感で観客を煽る！！

「次が最後の曲です」と言うと、オーディエンスからは「えーっ！！」と大ブーイング！すると「いや、俺のせいじゃないんだよ・・・」と答えるあたり、正直というか、いい人なんだな(笑)

で、本編後にはもちろんアンコールもあり、「The Loneliest」からこの日2回目の「I Wanna Be Your Slave」で終了！

イーサンがドラムスティックをオーディエンスへ投げ渡して、取り合いに！！近くにいた女性たちが「あれ何？」「バチだよバチ！！」って話してるのが聞こえて、「バチって久しぶりに聞いたな・・・」と思ったり(笑)

演奏が終わると、間髪入れずに大きな花火が上がり、サマソニも終了。充実した二日間でした！！

オーロラちゃんとマネスキンの二組が個人的にはMVPだったかな。

もちろん、他のアーティストも素晴らしかったけどね！
実は一番観たかったジョン・バティステがキャンセルになった時は、かなりヘコんだのですが、結果的にはそれを補ってあまりあるくらい充実していたので、逆にジョン・バティステがキャンセルになったから、他のアーティストを観ることができたのだとポジティヴに考えるようになりました。

今回観たアーティストはガッファでもヘビロテすると思うので、興味のある方はどんどんリクエストしてみてください！！

歳のせいか、2日で16組のアーティストを追いかけて観るのは、さすがに疲れた。途中、足がつっちゃったりもしたので、欲張らずにもうちょっと余裕を持ったスケジュールにしないといけないな、と反省したり。

なんていいつつ、ラインナップが良かったら、つい欲張ってしまうのが人情ということで・・・

また来年も行けるよう、働いて稼がなくては(笑)！！

ちなみに今回、現地で撮った写真などは自分のX個人アカウントの投稿を遡ってみていただければ、ご覧いただけます！


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