The Dark Side Of The Moon

アルバムのタイトルから興味を惹かれないか?邦題も『狂気』とこれまた興味を惹かれる.
このアルバムは世界で2番目に売れたレコードらしく(1番はMichael Jacksonの『Thriller』だ),プログレッシブ・ロックの中では最も売れたアルバムだ.もし,これからプログレを聞こうなんて人がいたらこれから聞くのもいいかもしれない.

収録曲

Speak to Me
Breathe(In the Air)
On the Run
Time
The Great Gig in the Sky
Money
Us and Them
Any Colour You Like
Brain Damage
Eclipse

このようにトラックが分けられているものの“The Great Gig in the Sky”まで切れ目なく音楽が続く.また,“Money”から先も同様に最後まで切れ目なく続く.アルバムを通して1つの作品なのである.
そのため,今までのように曲ごとに紹介するなんてできないので困っているけれども,シングルカットされた特に有名であろう“Money”だけはぜひ聞いてほしい.

https://open.spotify.com/track/0vFOzaXqZHahrZp6enQwQb?si=qYD5SlvNRkC9PReaY8yD4w

モルゴーア・クァルテット版

https://open.spotify.com/track/3Hy4wCwLxbtA0TrHlsRVCN?si=ZMcAyYvmSnSHzLwhi7hHJA

日本の弦楽四重奏団「モルゴーア・クァルテット」によってカバーされているものもある.このクァルテットは他のプログレの有名な曲も多くカバーしているので,クラシックをよく聞く人でプログレに手を出したい人にはその入口にちょうどいいかもしれない.

プログレは技巧や芸術的な志向を追求しているところや,アルバムを通して1つの芸術作品とする傾向が強いからクラシック由来の人たちにも比較的入り込みやすいジャンルなのではないかなと思っている.このアルバムがそのきっかけになればと思います.

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