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DTM環境にゲーム機を放り込んだら作業ペースが爆上がりした話

  新年早々いろいろあり生活ペースをボロボロにされてしまったがようやく日常を取り戻せてきた。

  生活の立て直しの過程で部屋の模様替えやDJブースの拡張などを計画を立てる中、以前より知人より勧められていた「DTMデスクにゲーム機を置く」をいよいよ導入するに至った。

  導入したのは後輩より譲り受け、知人にしばらく貸していたNintendo Switch。直近でプレイしたのはHyper Light Drifterのみである。

  34インチのワイドモニターの空き端子にSwitchを接続し、モニターの正面右隅に配置し、合わせてモニターから音が出るように2000円程度で買えるスピーカー、Creative Pebbleを設置した。

この環境を運用してみての結論から言うと、

「これもっと早くやればよかった」

この一言に尽きる。理由については以下。

1. 作業にメリハリが出た

  楽曲制作をしているとどうしてもうまくいかないことがある。メロディは浮かぶけどオケが〜とかビートは組めたけど上手い感じのウワモノが〜と上手くハマっていない感じが拭えず、がむしゃらに合わせてみてもしっくり来ず・・・を繰り返す。

  そんな時にはスパッと諦めてささっと画面を切り替えてゲームを始めて気持ちをリセットする。するとゲームをやっているうちに「あれ?これいけるんじゃね?」と不意にアイデアが浮かんだりリフレッシュできたと思ったらすぐに画面を切り替えてDTM作業に戻ると少しずつでも進む。

  あまりにも地味で効果出てるの?と思われるかもしれないが上手くいかないループにハマった時に力技で妥協をしようとすると絞り出せる時があるとはいえ基本的に「俺は才能のないダメなやつという」負の感情がどんどん肥大化し、制作意欲を食い潰していくのである。ここまでくるともはや小さな一歩の前進すらなく、ただモチベーションだけを失い、気持ちの建て直しにかなりの時間を食ってしまう。故に、その段階に陥る前に気持ちをリセットできる選択肢を持つというのは非常に価値のあることなのだ。車を長距離運転する際、無理に長時間運転して事故を起こすよりも疲れを感じたらその都度休憩を取り、目的地を目指す方が安全かつ確実であるという話と同じである。急がば回れである。

2.とにかくデスク前にいるようになった

  学生または社会人が本分であり、趣味もしくは副業でDTMをする上で最初にして最大のハードルの一つは「デスク前に行き、椅子に座る行為」である。

  基本的にDTMを個人の趣味/副業とする場合、本業が忙しくなったり他の面白いコンテンツがあると後回しになりがちで、いざ始めればやるのにそもそも始められないということが多々発生する。これは単に自分の自堕落な性格故のものなのでそんなことねぇだろ!という人には本当に関係のない話だが、自分の場合はやる気という燃料は十分でいつでもやれるという状態なのにエンジンをかけるという行為にめんどくささを感じて結局何もしないというパターンをわかってはいるのにそれは呆れるほど繰り返していたのである。

  そんな中、このSwitchの導入により環境が激変。デスク前に行くという頻度が格段に上がり、結果としてゲームをしに来たのにDTMをやり出したりするようになったのだ。休日に至っては予定がなければ朝起きてから寝る前までデスク前にいたりする始末。制作を始め、詰まったらゲームをし、また制作をしの繰り返しの何やっても楽しい環境に全身どっぷり。私ってホントバカ。。。


  以上のようにつらつらと書いたが結論としては制作頻度が馬鹿みたいに上がったからDTMやりたいけどやるためのやる気が出ない人はこれを試してみたら少しは効果あるかもよ?という備忘録的なものである。

  スプトゥーン2やり出してハマったらスプトゥーン3の発表があってもう買うしかねぇな!ってなっているし3月にはSwitch版のApexLegendsも出る、ゲームへのモチベーションは十分であるがデスクに座ったらゲーム機の手前に並ぶDTM機材たちに「春にはAbleton Live 11のリリースがあるよ?」「春M3申し込んだでしょ?新作進めなくていいの?」と常に声をかけられており、曲を作りたい気持ちも潤沢にあるため、いろんな欲に囲まれながら私は今日もデスクに向かうのである。

〜追記〜

この環境を導入するにあたり、長時間椅子に座る状況になったため、個人的に"いい作業用の椅子"は絶対購入することを強く勧めたい。腰への負担も少ないし、姿勢が良くなるので座り作業なのに腹の通じが良くなる。楽しい環境のためにも健康的な環境のためにも金はかかる。お金使って楽しく過ごしてその成果で回収するサイクルの構築を目指そう。

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