見出し画像

バッハ エピソード18 ハレでの晩餐会

バッハはオルガンの建造計画にアドバイスを求められたり、完成したオルガンの鑑定を依頼されたり、今でいうとオルガンコンサルタントも行っていました。バッハは生涯にわたって50台ほどのオルガンを演奏しており、その時のエピソードがあります。

ワイマールの宮廷オルガニスト時代、ハレの聖母教会のオルガン建造に対する助言を求められ、1713年当地を訪れました。その時からバッハへの待遇はびっくりするほどよく、1716年オルガンが完成すると再びハレに鑑定人として招待され、歓待を受けています。

その時のメニューは下記の通り

牛肉の煮込み
鱒のアンチョビ・バターソース添え
豚もも肉の燻製
グリンピース
ジャガイモ
ほうれん草とエジプト豆(2皿)
羊のロースト
茹でかぼちゃ
揚げ菓子
レモンの皮の砂糖漬け
サクランボの砂糖漬け
茹でアスパラガスのサラダ、
レタス、赤かぶ、フレッシュ・バター
子牛のロースト
そしてワイン

合計16品からなる豪勢なメニュー。
庶民は滅多に食べられなかった牛・羊・子牛肉を使った料理でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?