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バッハ エピソード6 バッハのラインケン詣

バッハは聖歌隊奨学生としてリューネブルクの学校に通いながら、近隣の街ハンブルクに赴き、オルガンの巨匠として名声のあったラインケン(1623-1722)に出会います。

ラインケンの作曲に関心を持ったバッハは、1688年に出版されたトリーオ・ソナータ集「音楽の庭園(ホルトゥス・ムジクス)」の楽譜を手に入れ、写譜して作曲技法を学習し3曲をクラヴィーア用に編曲をしています。(BWV954, 965, 966)

このことことからも、ラインケンは少年バッハに強い影響を与えていたことがわかります。

ハンブルクまでラインケン詣をしていたバッハ

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1720年にバッハがハンブルクに求職した際、ラインケンは試験官としてその演奏に接し、伝統的な技法を自在に操るバッハのオルガン演奏の技量を絶賛したという逸話が伝えられています。

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