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バッハ エピソード17 オルガン名手 バッハ
ワイマール時代、公爵はバッハを信頼し、他の町や宮廷での演奏を許していました。おかげでオルガニストとしてのバッハの名声はドイツ中に響きわたります。
カッセルの宮廷で次のようなエピソードがあります。C.べラーマンという人が、
1732年にカッセルの聖マルティーン教会で行なった演奏を表したものです。
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「バッハの足は翼が生えたかのように
ペダルの上を飛び交い、
力強い響きが雷鳴のように
教会にこだました」
オルガンの検査のために、バッハをカッセルに招いたヘッセンの皇太子フリードリッヒは、これを聴いて驚嘆し、宝石で飾られた指輪をその指から抜き、バッハに与えたということです。
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「必要な時に必要な音を弾きさえすれば、
楽器がひとりでに演奏してくれるのです。」
バッハはこのように応えたということでした。
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