バッハ エピソード15 宮廷音楽家に転職
バッハは、ミュールハウゼンの聖ブラウジス教会に辞表を出し、1708年にワイマール公の宮廷音楽家として赴任します。
ザクセン=ワイマール公ヴェルヘルム・エルンストは、宗教以外のことにほとんど関心を持たない君主でした。宗教以外の唯一の関心ごとは文化活動。特に音楽を重視していたので、バッハにとってもこの転職は願ってもないことだったのです。
そして公爵も自分と同じ考えを持つ若いオルガニストを気に入り、バッハの音楽的な才能を高く評価しました。
バッハの仕事は宮廷礼拝堂でオルガンを演奏することでした。
当時の宮廷の礼拝堂は3階分の吹き抜けで素晴らしい響きだったに違いありません。ミュールハウゼンではできなかった音楽を思う存分演奏することができました。9年間、週2回楽奏しています。
またバッハは室内楽奏者としてチェンバロと弦楽器の奏者としても活躍しています。特にヴィオラが上手かったようです。
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