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「ひみつの箱には、」終演したけどまだまだ続きます!! 天野一歩#3

2021年12月18,19日をもって、ミュージカル「ひみつの箱には、」が終演いたしました!

ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました✨

この作品の稽古は9月から始まり、約3ヶ月間みっちりみんなで稽古してきたため、終わった後のロスが半端なく…スチール写真をたくさん見返しては、寂しさのため息をついています笑

ここからは終演後に感じたことや推しポイントなどを書いていきたいと思います🥰

初めて「ひみつの箱には、」のnoteを読む!という方のために、あらすじを貼っておきますね☺️

―あらすじー
「今からはじまるのは、わたし。天野一歩(あまのはじめ)の話なんですけど。彼女っていうのは本当に情けないやつで、頭も良くないし、得意なこともないし、周りを気にしてばっかりで…。そんな天野一歩が、なんか色々あって自分を結構認めてあげられるようになるって話なんだけど…。私?私は、わたし。あなたの中にも存在してる、心の真ん中にある箱の中にいる、私だよ。………それじゃ、はじめよっか。」

これはわたしが、わたしになるまでの物語。


演じる側の醍醐味

私は大学生からミュージカルを始めたのでそれまでは完全にミュージカルを観る側である、お客さんの立場にいました。

ミュージカルサークルS&Dに入り、観る側から演じる側になってから感じたことは、

演じる側は稽古を重ねるたびに作品の深みを味わえる醍醐味がある

ということです。
これはどの作品にも共通するのかは、私の経験が乏しいためわからないのですが…😢

少なくとも「ひみつの箱には、」の稽古期間では稽古するたびに作品の良さを実感しまくっていました。

だからこそ、「ひみつの箱には、」は味わい深い良い作品だな〜としみじみ感じていました。

帰り道にサークル員と「あのシーンは〇〇だよね〜」とか「最近こういうことがあって、あのシーンのお芝居が腑に落ちた!」みたいな話をすることも多かったです😳

M1 わたしと世界

ぜひこのnoteを見てくださっている方の中に学生さんがいましたら、私たちのサークルに入ってこちら側の景色を味わいませんか?☺️💕


「ひみつの箱には、」推しポイント3つ

ここからは皆様に演じる側だった私視点の推しポイントを上げたいと思います!

①好きな歌詞

私の1番好きな歌詞は、一歩が箱庭に戻ってきてからメインキャストで歌う「はじまる世界」の冒頭の歌詞です。

いつか終わっちゃう
この世界 静かな眠りへ すべり落ちる
それまで歩んでく 一人一人が
私のままで
ミュージカル「ひみつの箱には、」より

今まで私は周りの人も私自身もいつかいなくなっちゃうことがとても怖くて、小さい頃からそんなことを思っては夜泣いてしまったりしていたのですが、この歌詞を読んでから

いつか苦しんでいなくなっちゃうのではなく、静かな眠りへすべり落ちる、ただそれだけで、みんなが通ることなんだ

と良い意味で割り切れるようになり、長年苦しんでいたことから少しだけ開放されたような気がしました。

M10 はじまる世界

なのでこの歌詞を歌うときは、毎回とっても大切に歌っていました🎶(他の曲も大切に歌っていますが!笑)

②好きな台詞

私が好きな台詞は

暗く考えがちだろうが、根っから明るかろうが幸せにはなれるもんだ。

この台詞を6月のトライアウト公演で初めて聞いて、
私もまあまあ暗く考えがちの人間だけど、そんな私でも幸せになれるんだあってほんのり嬉しく思えました。


もう一つ好きな台詞は

知らないことは恥ずかしいことじゃない。

です。高校生の時に言われてたら救われる言葉だなあ。ってあれあれ、これって2つとも昴銀次さんの台詞…!笑

どちらも優しい台詞で大好きです🥰


一歩が初めて箱庭にきたとき、昴さんに怒られるシーンがあるので、最初は昴さんのこと怖いかな…?と思う人が多いと思うのですが、後半になるにつれて昴さんの可愛いところや優しさが垣間見えます☺️

そんなギャップを持っている昴さんのファンはサークル員にも多いんですよ😚🎶笑


昴銀次を演じるつなのnoteはこちら↓↓


③毎回1番緊張するシーン

え?!1番緊張したシーンも推しポイント?!と思われるかもしれませんが、緊張すると集中力がかなり上がるので私はとってもいいことだと思ってます😚笑

毎回緊張していたシーンは、
一歩がカウンセリングルームで先生さんと話してから、自己である天野はじめと出会い本当の自分の気持ちを見つけるシーンです。

M4 箱庭世界
天野はじめと出会って対話するシーン

このシーンは基本的に2人での芝居なので相手とコミュニケーションのキャッチボールがいかにできるかが大切になります✨練習を通してどんどんキャッチボールができるようになっていくのが凄く楽しかったです。

そして天野一歩はこの場面を通して自分の本当の気持ちに気づきます。よって最も大切で重要なシーンだと私は考えていました。

まるさん(作演出のひらたあやさん)に教えていただいたことなのですが、周りに合わせてばっかりの天野一歩にとって、自分の気持ちに気づくということは大きなことであり、同時に怖いことです。

自分の気持ちに気づいたら、ヘラヘラ笑って周りに合わせてる自分にはもう戻れないのですから。

私は高校生のときに同じような体験をしたのですが、数年前のことだったのでとっくにその気持ちを忘れてしまっていました😅

役の気持ちに寄り添うのってなかなか難しいなと感じましたが、同時に3ヶ月間も人の気持ちを考え続けられるのってとても面白くて魅力的だなと思いました。


このように演じる側に立って湧き出てくる作品の魅力…今回紹介したものはほんの一部で、それ以外にもたくさんの魅力が溢れています。

紹介しきれないのが悔しいのですが少しでもご興味を持っていただけたら幸いです🥰

最後に

ここまでお読みいただきました皆様、本当にありがとうございます!
「ひみつの箱には、」の魅力が少しでも皆様に伝われば幸いです🎶

そしてこの作品を観てみたい!と思ってくださった皆様!!なんと現在配信チケット販売中です🙆‍♀️💕

ぜひたくさんの方々に見にきていただきたいです!こちらからご予約できますのでご購入いただけますもサークル一同とても喜びます!!

素敵な作品ですのでぜひみてください✨

配信期間は1月22日~2月6日の2週間で、期間中は何度でもご覧いただけます!

一度観劇して下さった方もまだ観ていらっしゃらない方も、是非「ひみつの箱には、」をお家でご覧になってはいかがでしょうか?

年明け一発目のミュージカルは、「ひみつの箱には、」で決まり!!☺️

配信チケットURL


第6回本公演「ひみつの箱には、」天野一歩役 / 5期きよちゃん

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