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#1 ミュージカル、みゅーじかる、Musical!?

ミュージカルって何?

ミュージカルとは「演劇」の1つの様式。
演技、歌、踊り、オーケストラ、舞台装置(セットと言いますね)が結集した、「演劇」の究極系といえます。

ミュージカルは「原作」に「脚色」が入った「物語」を軸に、俳優たちが、ステージ上で、「もう1つの世界」を懸命に生きる人の生き様を表現しています。

ミュージカルでは、オペラとは異なり、登場人物が感情を表現する上で、「たまたま」歌になってしまいます。即ち、歌はセリフなのです。
セリフの力強さに音楽が重なることで、観客は、より不安定で複雑な心の動きを読み解くことができるのです。


ミュージカルの構成要素

物語

ミュージカルでは、さまざまな物語が描かれています。
例えば「レ・ミゼラブル」「エリザベート」などのクラシック作品。
「RENT」「CATS」などモダン作品。
「ライオンキング」「アラジン」などのディズニー作品。
「Endless Shock」「Death Note」などの日本発作品。
年間を通して、さまざまな演目が上演されているのも、ミュージカルの魅力です。ストーリーによって、ロック調、青春スタイルなど、さまざまなスタイルがあるので、お気に入りを探していただければと思います。

舞台装置

観客を「もう1つの世界」に誘うための重要な要素が舞台装置。
「ライオンキング」のプライドロック、「Endless Shock」で堂本光一さんが落ちる階段などが有名でしょうか。
日本の大都会から、サバンナにも、ブロードウェイにも連れて行くために、豪華なセット、ライトの使い方、スモークなど、舞台美術さんのこだわりがあふれています。
オペラグラスなどで、細かいこだわりを探してみるのもおすすめです。

俳優

生き様を表現する上で、俳優こそが作品の成否を分けると言っても過言ではないでしょう。
ミュージカルでは俳優に”歌”、”踊り”、”芝居”の3つが求められます。ただ芝居ができるだけでは務まらないため、ミュージカル俳優さんたちはオールマイティな方も多いです。
約3時間で物語を完結させないといけないので、多くのキャラクターが必要になります。重鎮キャラから、プリンス/プリンセス、モブキャラまで、1つの演目で出てくるのも魅力だと思います。

音楽、歌

上でも書きましたが、ミュージカルでは、音楽は「登場人物の心」そのものです。
オペラは、歌によって全ての世界観が進行するに対し、ドラマティックなシーンで、セリフがたまたま歌になってしまったのが、ミュージカルです。
なので「オペラ歌手」というのに対し、「ミュージカル俳優」と呼ぶのです。
ミュージカルには、オペラとは異なり、ストリートプレイ的な、BGMすらない、俳優たちの芝居のみのシーンもあります。
演劇の全てを堪能できるのがミュージカルなのです。

少し、理屈っぽくなってしまいました。
簡単にいうと、この3つにまとめられるのではないかと。

①ストーリー、芝居、音楽、セット全てが1つになった、舞台演劇の究極形
②とにかく多種多様な演目!好みも見つけやすい!
③演目推しも、音楽推しも、俳優推しも、みんなが楽しめるのがミュージカル!

行ってみたくなった!
でも、どこで情報を仕入れたらいいのかわからない… そんな方に向けて、
次の記事では、ミュージカルの探し方をご紹介します!


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