コードを覚えよう23 〜スケールを覚えるための練習方法

コードって便利そうだな、コードって面白そうだな、これできるようになったら楽しそうだな、

と、興味が湧いたのだけれど、

んー、覚えられない( > <。)

そんな場合は、1番最初に戻りますが、

スケールと仲良くなる

ことが近道だと思います。

・ピアノを習ったことがあるけれど、ハノンがつまらなかった、音階の練習が嫌だった、知っている曲じゃないと楽しめなかった、

それでも、全てのKey(調)のスケールがメジャーもマイナーも弾ける、スラスラ言える、のでしたら、あとは、各Keyのスケールの何番目の音は何か、これを考えるクセをつければ、コードで音を出せるようになると思います。

・全てのKeyのスケールの構成音がスラスラ出てこない、スケールが何か読んでもわからない、知ってる曲以外に絶対に何もやりたくないという強固な意思がある、スケールの練習なんてしたくない、

でも、コードで弾きたい

それは、ひらがなが読めないのに本を読むのと同じ、です。少し無理があります。

世の中の曲を2、3回聴いただけで完璧に耳コピできる、そういう能力があるのでしたら、まあ、スケールの学習なんて必要ないと思います。

耳コピ能力はないけど、スケールやりたくない。

それでしたら、自分のやりたい曲、1曲1曲のコードを1音ずつカタカナで書き込むなりすればよいのではないですかね。

コードの一覧表って売ってますし、楽譜におまけで載っていたりしますので、一覧表でコードをひとつひとつ調べて、音を書いて、それを読んで音を出せばよいと思います。

私だったら、ひとつひとつ調べるの面倒なのでやりませんし、毎回同じ作業をするわりに、基本を覚えられずに応用力もつかないので、ひとつひとつ調べるのはオススメしないです。

それでもスケール練習はやらない!と、いうよな人は、それだけ頑固なわけでして、他人の言葉に耳を傾けるのも苦手でしょうから、教室などに習いにいくこともオススメしません。

習いにいくということは、他人の助言に耳を傾け、自分を変える、ということです。

個人的にはすごく遠回りだと思いますが、それがご自身の個性ならば、個性を尊重なさって、独学で頑張るのがよいと思います。

・発達にデコボコがあって、楽譜が読めません、理解できません、でもコードで音を出したいです。

そんな場合には

Cmajorは C D E F G A B C
Gmajorは G A B C D E F# G

のように、文字を打ち込んだり、表を文字で作ったりして、覚えていきましょう。
とにかく、どんな方法でも覚えればよいと思います。

耳で聴けば覚えられるのでしたら、音名を声に出しながら指1本でいいので音を出していきましょう。

覚えられるまでは、自分のやっていることを客観的にみて、常に何の音を出しているのか考えることを心がけるとよいと思います。

子ども向けの音符の大きな楽譜に、ドは赤、レは黄色、のように、色をつけてみるのもオススメです。自分にとってわかりやすい方法で、スケールと仲良くしていきましょう。

・ハノンなどのスケール、一応弾けるけど、それでもコードが覚えられない、#♭が多い曲は苦手、

その場合、スケールを弾く時に、全てのKeyを移動ドで考えて弾いている可能性があります。

移動ドで考えると、実際の音とは違う音の名前が思い浮かんでいることになりますので、コードと仲良くなるのは大変かなと思います。

あとは、音名が思い浮かばないけれど、この辺の音というような雰囲気で何となく覚えている、こんな場合もあります。

何となく雰囲気で弾けても、全てのKeyのスケールがドレミファソラシドに聴こえても、Gmajorならばソラシドレミファ#ソ、Bmajorならば、シド#レ#ミファ#ソ#ラ#シ、と、実際の音名を声に出して言うクセをつけていきます。

・最後に、スケールはやった方がよいのか、仕方ないやるか、と、思った人にオススメの教本をご紹介しますね。

『プレ・ハノン スケール&アルペジオ』

『バスティン スケール・カデンツァ&アルペジオ』

『バーナムピアノテクニック 全調の練習』

『NEW こどものスケール・アルペジオ』

『あきないハノン』

『リトルピシュナ 48の基礎練習曲集』

バスティンはカデンツァの部分もしっかりありますので、かなりオススメです。

あまり基礎練習ぽくないのが良いのでしたら、バーナムがよいと思います。スケールの部分が小さいので、基礎練習感は少なめです。

子ども向けの教本は音符が大きいので、細かいものを見るのは得意ではない、という特性を持っている人には、年齢問わずオススメです。

少しずつできるところから、で、よいので、自分なりの方法で、スケールと仲良くなってくださいね!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?