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30代で婚活した話 12


 「結婚して、安定してしまいたくなかった。」のは、どこの誰でもない、わたしだったのです。これに気がつくまでに数年が必要でした。

そして、子供時代から引きずっていた親との関係も悪化します。

先に今回は結論を書きます。

【結論】    風向きが悪くなったら逃げ出すこと

 26歳で離婚をした後、発作的に会社をやめてしまいました。わたしは住むところがなくなったので、とりあえず実家に戻ろうと思っていました。しかし、「出戻り娘なんて(ご近所の目があるから)かっこ悪い。絶対に戻ってくるな。」という雰囲気を親から作られてしまい、実家に戻ることはしませんでした。(わたしの田舎は、閉鎖的・ここは江戸時代か?みたいな場所です。)離婚して大ショックなのに、親は見栄のために娘に戻ってくるなってことなのか。。。困ったときは親は助けてくれるものだと思っていたんだけど。。。。。。

 お盆休みやお正月休みに、実家に帰りにくくなりました。わたしはそれらの長い休みを、(他にすることもないので)仕事してお金を貯めては海外旅行に行き、訪れた国が25カ国となりました。

 そして、いろんな国、いろんな人種、いろんな文化、いろんな宗教、いろんな価値観に出会いました。日本の食べ物がいかに自分に合っているかもわかりました。日本がいかに安全かもわかりました。田舎で生まれ育ったことにより、男尊女卑の文化は逃れられないものだと思っていましたが、そんなことはありませんでした。アジアやエジプト・モロッコでは、昼間、男の人(庶民)が、ぼーっと観光客を眺めていました。(あいつら、働いてないじゃん!)そういう国もあるんだ。日本で人目を気にして生きているなんて、なんてばからしいんだろう。

  この地域の人達は「これが普通だ。」と思っている。それは日本とまるで違う価値観なのです。それなら「これが普通だ。」に合わせる必要はまったくないのではないか。それでそこにいられなくなったら、飛び出せ(逃げ出せ)ばいい。簡単なことじゃないか。わたしは今まで、何にとらわれていたんだろう?

 離婚なんて、たいしたことではないじゃないか。

 浮気男にくっついていて、ずっと泣いて暮らすのはゴメンだ!!!

 親には親の人生がある。わたしはもうオムツを変えてもらわないといけない赤ちゃんではないのだ。

 思い返せば、就職を地元でするか、地元でない場所に就職するかの選択をしなければならなかった時、自分の思い通りにしたい母親から逃げるために、地元でない場所に就職したのです。母親にしてみれば、自分の歩んだ道を歩ませたかった。(我が子がかわいいから。自分が通ってきた道ならどんな道か知ってるから)あのときも、逃げ出したっけ。


【結論】    風向きが悪くなったら逃げ出すこと


 


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