#056 ボサノバギターの異才 バーデン・パウエル
あちらは今は冬シーズンだけど
Baden Powell - Samba Triste - Europe
日本語タイトルは「悲しみのサンバ」
アルバム初出は1959年
バーデン・パウエルの音を初めて聞いたのは確か高校生の頃。
ボサノバといえばムーディで気だるいイメージだったのに
それを180度ひっくり返すような音にただ驚いた記憶しかない。
世界にボサノバを知らしめたエポックメイキングな名盤
「ゲッツ&ジルベルト」の音楽世界とは
対極にあるような演奏かもね。
ヨーロッパの劇場で正装しての演奏。
それでも照り付ける太陽と熱い風を感じてしまう。
こうしていま改めて映像で見返してみると
フラメンコギタリストのパコ・デ・ルシアと
どこか通じる感覚があるのかも。
速いパッセージ、硬質な音。
マイクやスピーカーを使って演奏するようになったこととも
関係があるのかもしれない。
つまり時代の状況と必要性が生み出した部分。
でもその根っこにあるのは、大地の匂いなんだな。
♪シオンのリスニングルーム(You-tubeライブラリ)
https://youtube.com/playlist?list=PLJ33fs3Y44PkdvMuV_wzU8oSMIHW6IvUc
noteで取り上げた順番でリストにしてあります
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?