手紙と物語

軽い頭痛に微熱。
近医を受診することにした。
『37.5℃以上だったら、院内に入らずインターホンで』と貼り紙がされていたので、ドアを開けて「37.3℃なんですが、入ってもいいですか?」と確認。受付の方と数メートル離れた位置で話し、車で待機することになった。
正直なところ、診察できず自宅に帰されるかと危惧していたので、診てもらえてホッとした。

コロナの可能性はゼロではない。けれど、多分普通の風邪じゃないかな、と。

週末から、初期症状、経過など、サーチしてばかりいる。
そして、都合のいいものだけを捉えてしまっている。

でも、それでもいいと思っている。
不安はどんどん調子を悪くする。
お医者さんの言葉に、得た情報に、希望を見出す方が、自分の心身にはきっといい。

昨日、娘が隔離した部屋のドアの隙間から手紙をくれた。
私は、昨日のnoteにコロナという言葉を使えなかった。書いたら現実になってしまう気がして。
でも、娘の手紙には、たくさんの励ましやこれからの楽しみと、『新型コロナウィルスじゃないといいね。「コロナに負けるな!」だよ!』と書かれていた。
子供は、私なんかがグジグジと願掛けしていることなんて、軽々と飛び越える。
手紙を読んで、気持ちがスッとして、心からがんばろうと思えた。
言葉には、いろんな力がある。

不安から気を紛らすために、昨日は西加奈子さんの『サラバ!』を再読、今日は二ノ宮知子さんの『のだめカンタービレ』を全巻読破。
違う世界に少しでも入れること、大事なものを感じられること。物語にどれほど助けられていることか。

復活したら、いっぱい読んで、いっぱい遊ぼう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?