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「楽譜をみる」ということは

授業のまとめとして「楽譜をみる眼」と「読んだものを演奏に移すためには」というテーマで話し合いました。

わんどの譜読み

「わんど」は津軽地方の方言で「私たち」という意味です。
まずは、5人がどのような視点から譜読みを始めるかを話し合いました。

それぞれ出た意見は…

甜麵醬:「リズムやアーティキュレーションからニュアンスや音色を決める」
ゴピオカ:「歌詞からイメージをつくる」
ぷう:「和声から取り組む」
きなぷぷ、casual guy:「旋律から音色テンポを決定する」

このように、人によって違いがありました。が、技術を使って演奏に反映させるという点では共通していました。

人による演奏の違いや個性というのは、初めに楽譜の中で何に注目するかで決まるのではないでしょうか?


では、楽譜から読み取ったものを演奏に移すにはどうすれば良いでしょうか。
出したい音を想像し、そのために必要な技術を考えることです。音のイメージを持つことで、無意識に、体が動く場合もある。

楽譜を見る視点が多いほど、演奏する音楽をより充実したものにすることができます。しかし、そのためには言わずもがな技術が必要不可欠ですよね。
演奏を試みた時の自分に、十分な技術が無ければどうすれば良いのでしょう、、、

まず話し合いで出てきたこと。
それは、できる人の演奏から学ぶことです。
映像や音源を分析し、自分との違いを認識し、足りないものは何かを考えます。
(ソクラテスの示した「無知の知」ってやつですよね。)

 また、時には技術の取捨選択をしなければなりませんよね。たとえば、素早いフレーズを小さな音で演奏するために、テンポを落とすことなど。

しかし表現したい音を表現できる技術を持っていないとき。
たとえば、速いテンポで弾かなければならない曲に取り組んでいる際、テンポに関する限界を感じたときに何ができるかというと、曲想に関してまた別の技術を用いて考える。自分にできる範囲でその音を表現するために必要なことは、、、?

そう!

できないときこそ、スコアリーディング!


悪くいうと誤魔化していると言えるかもしれませんが、今の自分にできる最良の演奏を求め続けることにより、曲が完成していくと、わたしたちは考えつきました。


まだまだ楽譜をみる眼は不足しているといえるわんどだけども、
これからもっともっと、いろんな視点と技術を身に付けていかねばまいねな!

せば、がんばるべし。

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