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フォトウエディング体験記

2020年の11月に入籍をしました。チャンスがあれば結婚式をしたいと考えていましたが、このご時世。状況は一向によくなりません。

私たちの親族はそれぞれ大阪と新潟にいます。世の情勢と長距離移動を考え、いったん挙式はあきらめて、かわりに2人だけで結婚記念の写真を撮ってもらうことにしました。

もう二度とない(はずだ…!)楽しい体験だったので、スタジオ選び・プラン選びからやってよかったこと、もっとこうすればよかった!みたいなことを記録してみます。フォトウエディングを考えている方の参考になればいいなと思います。

スタジオ選び

検索すると、フォトウエディング(ウエディングフォト?)ができる撮影スタジオって山ほど出てきます。料金やプラン内容も似たり寄ったりで、どこでお願いすればいいかわからず困ってしまいました。

そこで、まずは私たち2人がどういう写真を撮りたいのかをすり合わせて、そのテイストに近い写真を撮ってくれそうなスタジオを絞っていきました。過去にそのスタジオで撮影された作品はHPやインスタでいくらでも調べられます。

これを考えることでおのずと「自分たちがどんな雰囲気の夫婦なのか」を改めて2人で考える機会になりました。それもまたいい時間になったかなと思っています。

ちなみに、私たちの方向性は「お互い若くないし美男美女でもない、けどノリはよくて楽しいよね(自画自賛)。だからそんな雰囲気で撮ってもらおう」でした。

あと、付き合った初めのころによくデートで行っていたのが横浜なので、横浜でロケーション撮影をしたい、というのを優先しました。(せっかくなんだから和装でも撮りたい、というのは後から出てきた欲です)

ネットで検索して気になったところに資料を請求して、3~4社ほどからカタログを取り寄せました。そこに書いてある内容や作品のテイストを見て、最終的にはスタジオアクア横浜みなとみらい店で撮ってもらうことにしました。

プラン

だいたいのスタジオでは、ざっくり以下のようなプランが用意されています。(会社によってオリジナルがあったりするので、よく調べてみてください)

・屋内撮影プラン:和装(スタジオ内での撮影)
・屋内撮影プラン:洋装(スタジオ内での撮影)
・屋外撮影プラン:和装(ロケーション撮影)
・屋外撮影プラン:洋装(ロケーション撮影)
・上記を組み合わせるプラン
・その他、スタジオごとのオリジナルプラン(人気エリアでのロケーション撮影3か所込み、夕景~夜景プラン、平日がお得なプランなど)

私たちは屋内撮影(和装)+屋外撮影(洋装)かつ、夕景・夜景プランを組み合わせたので、お昼から夜まで半日かけての撮影になりました。

費用は見積の時点で30万円弱くらいだったと思います。
「たっか!」と思いましたが、家族や友人を呼んでしっかり結婚式をしようとすれば400~500万くらいかかってくる可能性があります。それを考えるとコストはだいぶ抑えられますね。

当日までの流れ

実際にスタジオに出向き、営業の方から説明を受け、問題ないと判断したのでその場で申し込みをしました。

撮影のスケジュールを決めて頭金を1万円くらい支払い、帰路につきます。

撮影当日までの間に、衣装合わせがありました。ここでは当日に着る洋装のドレスとタキシードを試着して予約します。
何十着と並ぶ衣装の中から、3つほど選んで試着をしました。

和装は当日に決めるとのことでした。実際、迷って困ることもなかったですが、なぜ和装だけ当日ぶっつけで決めるのだろう、と今でも単純な疑問ではあります。そういうものなのかな?

参考までに、当日のスケジュールを記録しておきます。確かこんな感じだったと思います。

12:30~13:30 和装の衣装選び
13:30~14:30 ヘアメイク・着替え
14:30~15:30 和装スタジオ撮影
15:30~16:30 衣装着替え・新婦ヘアチェンジ
16:30~17:00 移動
17:00~19:00 洋装ロケーション撮影
19:00~19:30 移動、着替え
20:00~     撮影した写真の確認、料金の支払い、終了

気をつけたいこと

衣装の料金のトラップ
衣装のグレードによって追加料金がかかりました。(ここはスタジオによって料金体系がちょっとずつ違うので、はじめに確認しておくのがおすすめです)

基本プラン内(追加料金のかからない)もあるにはありますが、基本プランに含まれる衣装はドレスもタキシードも正直かなりショボいです。

特にカラードレスなんかは、基本プラン内のものだとかなりピラピラで、チープな感じのものがけっこうあるので要注意です。

新郎さんの衣装も然りです。安いものはテカテカ具合とかでほんとうに安っぽさが伝わっちゃうので、お互いの衣装はきちんとチェックしたほうがいいと思います。

一生残る写真です。せっかくなので、ここでケチって安っぽい仕上がりになるより、自分で納得できてキレイに映るものを選んだほうが後悔しないですみます。
ちょっとしんどいですが、ここは料金が上乗せになることを見積の段階から覚悟しておきましょう。

「好きなもの」が「似合うもの」とは限らない
写真で見て気に入ったものでも、実際に着てみて自分に似合うとは限らないです。これはふだんの服でも同じですよね。

デザインや素材によって、その人に似合う合わないがわりと分かれます。また、同じ白のドレスでも、ものによってオフホワイト寄りだったり、真っ白だったり、微妙に違いがあります。可能なら、気になったものはできるだけ試着して決めるのがおすすめです。

私は追加料金8万円のドレス、10万円の着物にしました。彼も追加6万円のタキシード、5万円くらいの袴にしたはずです。
一生に一度なんだし!と勢いで行っちゃえましたが、冷静に振り返るとけっこうえげつないですね。。

こうしてよかった!

ドレスも着物も着た
上述の通り、料金については「ぐぬぬ」でしたが、衣装には妥協しなくてよかったなと思います。
また意外だったのは、自分ではドレスの方がいい映りだなと思っていたのが、写真を見せた多くの人から「ドレスもいいけど、着物がすごく似合うね!」と言ってもらったことでした。

当初は「着物は着なくていいかもな~」くらいに思ってましたが、洋装・和装どちらも撮れてよかったなと思います。

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屋内と屋外の両方で撮影した
スタジオとロケーション両方をやったのもよかったです。もちろんプロが撮影してくれるので、スタジオで撮った写真も仕上がりを見たら「これ外の日本庭園で撮ったん!?」なレベルのクオリティになっていて感動でした。

さらに、夕方からロケーション撮影に出たので「日中の太陽光→夕暮れの光→夜景のきらめき」すべてを背景にすることができ、いろんな表情が出てバリエーション豊かになったなと思います。

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↑日中の太陽光から、少しずつ夕暮れ時に移り変わっていく時間帯です。

平日に撮影した
私たちの選んだプランでは、土日祝日に撮影すると特別料金がかかるシステムでした(20,000~30,000円ほど)。2人とも有休を取れたので、撮影は平日にしました。

料金以外でもうひとつよかったのは、横浜ランドマークタワーの灯りです。
これはスタジオの人に教えてもらったのですが、ランドマークタワーってオフィスがたくさん入っているので、夜景を撮るなら休日より平日の方が電気がたくさんついていてキレイなんだそうです!ここは考えてもみなかったので、目からうろこな情報でした。

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↑確かに、灯りがたくさんついててキレイです。

アルバムは自分で作った
スタジオ側としてはもちろん、客の単価を少しでも上げたいですね。なので、アルバムを作れますよ!とか、お部屋に飾れるフォトパネルどうですか!といったご案内をされます。

ですが今日び、データさえあれば自分でフォトブックを作れます。スタジオでアルバムを作る費用の半分とか3分の1以下で作れちゃいます。なのでスタジオからのご案内はかたくなに断り、撮影データだけ送ってもらいアルバムは別で作りました。ビスタプリントで9,000円くらいで発注しましたが、問題ないクオリティです。写真もレイアウトも自由に決められて楽しかったです。

自分で決めきれない!もしくは忙しすぎてそんなことまで出来なそう!という方は、スタジオでオーダーしちゃった方が早いと思うので、2人の状況に合わせて決めてくださいね。

こうすればよかった…

ウエディングドレスでおトイレ問題
私は持病(?)で膀胱炎があるので、水分をこまめに取らないとすぐに下腹部が痛くなってしまいます。かといって、水分を取りすぎるとすぐにおトイレに行きたくなってしまうので、外出時はこのへんのコントロールをけっこう気にしています。

ですが、撮影当日に限ってお茶を飲むタイミングを微妙にミスってしまい、ロケーション撮影の途中でものすごくおトイレに行きたくなってしまったのです。。(ふりかえると自分でも笑えますが、その瞬間はマジで笑い事ではありません)

それまでずっと楽しくトークしながらニコニコ対応してくれていたメイクさんでしたが、「本っ当にすみません、お手洗い行きたくなっちゃいまして…」と伝えた瞬間「えっ今かよ…」みたいな真顔になってました。
あのときの彼女のスン…っとした顔は忘れられません。今でも申し訳ないと思っています。

膀胱炎持ちじゃない人でも、お手洗いのタイミングは気をつけておいて損なしだと思います。

もっと痩せておくべきだった
個人的にはこれに尽きますね。おそらく世の女子で、自分の体型にめちゃめちゃ自信をもっている人って少ないのではと思います。
たとえ他人から見て「全然気にすることないじゃん!」っていうスタイルだったとしても、自分では納得できないことってありますよね。

私もテレワーク太りが深刻だったので撮影までに5kg痩せて臨みましたが、出来上がった写真を見てまだまだ改善されていなかった二重アゴと二の腕に絶望でした。
さらに私の夫氏は細身でスタイルがよいので、並んで写った時の対比が悲しいことこの上ありませんでした。

一生残る写真です。できるだけ自分の納得のいくスタイルに近づけるよう、必要ならばダイエットの期間も考えて撮影スケジュールを決めるのがよいかもしれません。

まとめ

結局、想定していた予算よりはまあまあ高くついたし、予期しない失敗もありましたが、写真撮影はとても楽しく、よい思い出になりました。

結婚式をしないご夫婦は、ぜひ写真だけでも残しておくことをおすすめします!お互いの実家に送ってあげたりしても喜ばれますね。

さいごに、私たちの雰囲気「ノリがよくて楽しい」をよく表せたかなと思う写真をご紹介して、終わりにしたいと思います。

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