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無期限休講 Day12「日常」

こんにちは。田中素子です。

緊急事態宣言が発令された昨夜。自宅の近所の首都高速道路では23:30過ぎ頃からパトカーのサイレンとアナウンスが流れはじめて、びっくりしました。なんだか、本当に戦争が始まりそうな物々しさです。

そして、一夜明けた朝。いつも通りの穏やかな朝でした。何故なら、私はこんな生活を始めて、すでに12日経っているのです。

無期限休講と「Stay home」を決めてスタートした最初の頃は、なんだか、とにかく眠たくて、食事も取らず、最低限のことだけしてはすぐに眠っていました。それからも、しばらくは昼夜逆転したり、飲んで深夜までZoomで喋り倒したり、ずーっとベッドにいたり、生活ペースはぐちゃぐちゃになっていました。

自覚してはいなかったのですが、今にして思うと、あまりにも急激な展開と築き上げたものがなくなってしまうかもしれない恐怖から、一通りの決断とお知らせと手続きをした後、身体の電源をオフにすることで、何かを考えたり感じたりするのを停止させて、身体が頭や心を守ってくれていたのだと思います。

そんな日々を経て今、私はいつもの落ち着いて、満たされた気持ちに戻っています。

朝もちゃんと起きるし、お酒も飲まずに寝ているし、栄養バランスを考えて食事をつくり、花を育て、コーヒーを飲みながら、未来を想像してワクワクした時間を持てています。

今回の件で本当に嬉しいと思ったのは、私の教室の先生方が同じ気持ちを持ってくださっている事でした。

教室を完全に閉めるということで先生方にも負荷をかけてしまっているのに、普段から「生徒さんのこと」や「教育」に誠実に向き合ってくださっている先生方は、この事態でも「収入を得るためにどうするか」ではなく、「休講が長引く中で、今できる方法で生徒さん達に渡せるものは何か?」という視点で、積極的に考えて動こうとしてくださっています。

こういう時だからこそ、生徒さんや会員の方に向けて「愛」をベースに動きたい、という私が、先生方の意見に全く違和感を感じず、むしろ感動させてもらえるのは、幸せでしかありません。

私自身が昨日から始めたセッションも、今日はまた朝から別の方のお話を伺い、その方の中に眠る夢や想いに触れて、私の心がとても喜んでいるのを感じています。

私の頭と心が、既にこの状況を「日常」ととらえて、この「日常」をいかにイキイキと夢を持って楽しく生きるか、とスイッチを切り替えたのです。

それもこれも、引きこもっていても、誰とも会わない日が続いていても、支えてくれる友達や仲間や家族がいるから。

本当にありがたいです。


田中素子


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