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無期限休講 Day1「止まる」

はじめまして。田中素子です。

会社経営をしています。主な事業は、音楽教室経営。今年3年目を迎えました。

2年目より順調に成長し始め、今ではたくさんの年齢層の方が通ってくださっている、

先生4人と、私の計5人体制の音楽教室に育ってきています。


新型コロナウィルス感染拡大に伴い、3月は不定期開講、3月27日より無期限休講に突入しました。

「無期限休講」この言葉の重みは、思っていたよりも重くて、何もかも失ってしまうのではないかという恐怖心すら伴います。

何が正解なのか分からない、不安感もたくさんある中、数日間内観していて、

自分の中から出てきた答えは、

「もういい」というサインがあるまで、しっかり止まろう、

でした。

資本主義社会の中で、止まることを許されなかった私たちは、

常に走り続け、家にいても走り続け、

対面がダメならオンラインで走り続け、

世の中に何かを生産しないとならない恐怖感から、

ずっと何かに向かって頑張ろうとしています。


もしもそれらを一旦止めたら、どうなるのか。


一方で、この感染症の最も大きな問題が、

①「ほとんどの人が軽症だったり感染に気づかないレベルで、その人たちが活発に動き回ることで、感染スピードが早まること」

によって、

②「感染したごく一部の人は、異常なスピードで進行して、あっという間に悪化して死に至る危険性があること」


私は①の対象であり、②の人を招いてはならない。

いくら、もともと弱っていらした高齢者や基礎疾患のある方に起こることだと言っても、自分の身近な人に起きてはたまらない。

後悔しても後悔しても後悔しても、後悔しきれないです。


であれば、私にできる唯一のことは、

教室を完全に閉めることによって、

自分を含めた人の動きを止める事。


逆にいうと、それ以外は何もできないのだ、

と思い至りました。


「経済を止める・人の動きを止める」


今、新しく工夫をしてオンラインなどで何かを興す事は、

私にとって、恐れや不安や焦燥感から起こす行動に他なりません。


そうではなく、小手先ではなく、

しっかり辛抱してじっと座る事によって、

きっと新しい何かが見えてくる。

それらをしっかり探してみようと思います。

日々、記録と心の変化と発見した事を書き留めて行きます。


田中素子




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