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無期限休講 Day42「最後の課題」

こんにちは。田中素子です。

昨夜は満月でした。無期限休講になって、2度目の満月。小曽根真さんのライブストリーミング最後の曲「Un Dernier Miraclé」をイヤホンで聴きながら、先月の満月も部屋から眺めていたなぁ、とベランダに出て空を見上げると、雲に隠れていた月が音楽に合わせて姿を現し、音楽が終わるのに合わせる様に雲に隠れて行きました。

あまりに美しい音楽と夜空のアンサンブルに、思わず涙が流れました。その時に、自分の中からはっきりとした声が聞こえてきました。

「もう、こんな生活は嫌ぁ...」


その声と共に、ベランダにうずくまって泣いてしまい、そんな自分に驚きました。毎日書いている様に、私は自粛生活をそこそこ満喫していますし、何より美しい音楽に感動して出てくる感情には相応しくなかったのです。

でも、そうかぁ。私、自分で気づいていなかったけど、結構、我慢していたんだなぁ....。

この無期限休講期間、私は多くのチャレンジをしてきました。

全ての根っこにあるのは「小手先で動かない」と決めた事でした。

とにかく売上確保などのために対処方法で走り回るのではなく、まずはしっかりと止まる。そして、焦らずじっくりと、自分の中から、あるいは、自分の回りの人達から発生する新しい閃きの中で、時間をかけて本当に納得できることだけをやってきました。

その事で得たものはとても大きく、新しいコンテンツはもちろんですが、教室の在り方と立ち位置、リーダーとしての自信、先生方との絆、社会貢献の意識、人生全般への信頼、経済の仕組みなど、自分の意識と自覚がレベルアップしたのを感じています。

それと共に、最後の課題が浮上してきました。昨日の満月の下で溢れ出た感情によって、奥底にあるブレーキが見つかったのです。

私にはまだ、小手先でやっている事がある。傷つかないために小手先でやる事を学び過ぎて、壊せないでいる事がある。

これは多分、最大にして最後の課題です。気づいてしまったら、壊すしかないですね。

丁寧に怖がらず、自分の殻を壊しにいきます。まだまだ、無期限休講の挑戦は続きます。


田中素子




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