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『オトラボ』音大生の生き方を考えるマガジン

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新卒で就職し、音大に6年間通った僕がこれから「音楽」を学ぶみんなに伝えたいコト

SENZOKU.netより転載: いよいよ、新年度が始まりましたね! 新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。 僕はつい先日、洗足学園音楽大学大学院ピアノコースを修了し、この4月から2度目の社会人生活が始まりました。フリーランスで編集者・ライター、ピアニスト・音楽講師をしている門岡明弥(カドオカハルヒサ)と申します。 ん? 2度目の社会人? ……と、思った方へ。実を言うと僕は学部を卒業してから1度就職し、働きながら大学院に通う“半社会人・半学生”のような生活を送

就職か音楽…どちらか1つじゃない。 こんな今だからこそ、『音大生のキャリアイベント』を開催します

僕自身、音大を卒業してから今に至るまで、さまざまな迷い・葛藤がありました。新卒で就職したかと思えば、今は働きながら大学院に通っている。3年前の僕からは想像もできなかった現在を生きる中、振り返ってみると、音大生だったからよかったこと・音楽をやっていたから形になったことがたくさんあったなぁと感じます。 それは音楽を教えたり、ライブパフォーマンスをしたり……といった直接的な音楽表現に限った話ではなく、編集・ライター仕事においても言える話だと思っていて。ただ、逆に音大生だったからこ

「卒業したら何するの?」と聞かれても、怖がらなくていい。 ミュジキャリ・白鳥さゆりが考える音大生の歩み方

2020年が始まったばかりかと思えば、あっという間に訪れた10月。そして段々と感じ始める年末の気配と、迫ってくる進路問題。 「卒業したら、何するんですか?」 この質問に対してドキッとする音大生は、少なくないのではないでしょうか。 音楽の仕事1本で活動する道を選ぶか、一般就職をするか、はたまた働きながら音楽を続けるか……。自分で考えるだけでは、なかなか答えが出てこないと思います。 そこで今回はRENEW株式会社代表であり、音大生の就活サービス「ミュジキャリ」を運営する白鳥

音大生が”新型コロナウイルスの脅威”を乗り越えるために。今だからこそ考えてみたいコト|洗足学園音楽大学 学部長インタビュー

4月になっても全く訪れない、新年度感。 僕が通っている洗足学園音楽大学(大学院)では4月に授業は開始せず、校内へも立ち入り禁止となりました。音大生に限らず、どんな学校に通っている学生も今は「学校に行きたい」という思いで一杯かと思います。 昨今の新型コロナウイルスの影響で教育業界を始めとしたさまざまな業界が非常に苦しい思いを強いられている中、自分に何ができるのか。そして僕たち音大生はこの状況をどう捉えて行動したらいいのか、そんなことをずっと考えていました。 「学費はどうな

音大生の就活って、音楽から逃げることなの?

音大生の進路って、むずかしい。 高い学費を払って、音楽を学ぶために入ったはずの音楽大学。4年間音楽と向き合う中で、「自分は音楽で食べていけるのだろうか?」「やっぱり音楽は向いていないんじゃないか?」「でも音楽以外に何もできないし……」なんて言葉、頭の中に死ぬほど浮かんだことがある人も少なくないのではないでしょうか。 僕は音大のピアノ科を卒業したあとに新卒でweb系企業に務めていました。しかし色々あって、現在は音楽大学の大学院に通いながら演奏・レッスン・編集・ライターの活動