見出し画像

アスワン→ルクソールに鉄道で移動 切符を買う以外な方法

ブログ時代、一番人気だった記事です。
実際に「めちゃ参考になりました〜。」ってコメント頂けたのも、この記事でした。

ここまでの旅を紹介すると、アスワンには2泊しました。
アスワン3日目にルクソールまで鉄道で移動したんですよね。
その時の様子を記事にしたものです。
前日のアブシンベル神殿観光の記事は以下をどうぞ。

2022年9月の旅ログです。
ブログからnoteに引っ越すに当たって、少し加筆修正をしながら投稿してます。
パンデミックの状況など、当時ならではの情報もそのまま載せています。
当時の私がたくさん助けられたように、明日の旅人さんの誰かの参考になれば幸いです。


DAY3 アスワンから鉄道で移動する

アスワンからルクソールまでは鉄道で行きましたので、その様子を紹介する記事です。
ひたすら川沿いを列車で走ります。
車窓を見ながら思ったのが、案外緑豊かなんですよね。エジプト。
さすがナイル川です。

まずは、ホテルからAswan Railway Stationに宿から徒歩で向かいました。
こちらがアスワン駅です。

映ってないけど、右側にはたくさん商店が並ぶ。

中々の人でゴッタ返しております。
駅に入る前に荷物チェックを通ります。
エジプトは、こういう関所は毎回ちゃんとあります。
さぁ、中に入れたら切符を買うのですが、コレが問題なんです。

  • 窓口がごった返していて順番が回ってこない

  • 観光客には、切符を売ってくれない

ウソみたいなこの2点の問題点があります。
この2つの問題点をクリアして切符をGETしないといけないのですが、私がとった行動は……

切符を買わずに乗り込む

結論から言うと「何も買わずに列車に乗る!」が答えですw 
以下に詳しく説明していきます。

まず、窓口は時間帯によっては本当に混んでいます
やっと自分の順番が回ってきても、ガチで「No」か「Full」と言われて終わりですw
実は私、切符がなくても乗れることを情報として知っていました。
先輩旅人のブログで読んだんです。
それを読んだ時、確かに日本の鉄道も車内で切符買えるし、きっと大丈夫だと思ってました。

しかし、ルクソール行きの乗り場を鉄道スタッフに聞いた時、チケットを持っているかと聞かれ、持ってないと答えました。
すると、買うように言われたので一応並んで買おうと試みました。

何が何だか分からない案内表示

……が、やっぱり上記の2つの理由で手に入れるのをあきらめ、そのまま列車が来るまで待つことにしました。
待つと言っても案内表示に英語表記はなく、何書いてるかサッパリ分かりませんw 
どこ行きがいつ、何番乗り場に来るのか分からないので、待つ場所も分かりませんw
ですが私は、あわてないために準備しておきました。

エジプト国鉄サイト

それは、エジプトの国鉄のサイトで時間を調べておくことです。
私は、14時半の列車に乗るつもりでした。
このサイトは英語で駅名を入力すれば、時刻表を調べることができるので、時間だけは調べておいて早めに駅に着くようにしてました。
ちなみにAC1とAC2とあるのですが、一等席と二等席のようなものみたいです。

それはさておきです。
実際行ってみると、乗り場は本当にどこに行ったらいいか表示を見ても分かりません。
ホームには数字すらないのですw
(普通プラットホームには数字があるものと思うじゃないですかw)
やっぱり人に聞きましょう。
最後は、人です!
聞かないと分かりませんw
行きずりのおいちゃんを捕まえて「ルクソール?」と聞くと、一緒に歩いて行ってくれて「この階段を登ったら乗り場だよ!」と教えてくれました。
ホームについてもまだ不安で、その辺の兄ちゃんを捕まえて(列車を指差しながら)「ルクソール?」と聞いたりと、とにかく聞きまくりましたw
お互いカタコトの英語の方が、妙に通じるw
停まっていた列車に乗り込み、いざ出発です!

車内で車掌さんから切符を買う

切符がなくても大丈夫と知っていても、本当に大丈夫かな?と思いながら空いていた席へ。
私が二等席の車両に乗ったせいもあるのか、周りはローカルピーポーオンリーでしたw

無事に発車して15〜20分くらい走ると、車掌さんがやってきます。
チケットを見せるように言われます。
持ってないから買いたいと伝えると、行き先を聞かれます。
なので、ルクソールと伝えました。
「85ポンド」と言われます。
(何なら紙に金額の数字を書いてくれる)
現金で払って無事ゲットです。

何が書いてあるかサッパリ分からんチケットをくれるw

後はひたすらルクソールまで乗っておくだけです。
大体3時間くらいの鉄道旅です。
リアル世界の車窓からですw
途中、何度か駅に停まって、その度に結構な人が乗ってきてルクソールに着く頃には、満席で立つ人も結構いたなぁ。

隣に座ったおいちゃんが途中でくれたお菓子。美味しかった。

コーヒーのことは「ネスカフェ」と言う

ここでいきなりですが、雑学的な話を。
エジプトだけではないのですが、この辺の国ではコーヒーを頼みたかったら、「コーヒー」や「カフェ」と言ってはいけません。通じませんw
「ネスカフェプリーズ」と言いましょうw 通じますw
いや、企業名……とツッコミたくなりますが、向こうではコーヒーのことはネスカフェと言いますw
なので、車内販売も「ネスカフェ〜?」って声かけしてきますw

DAY3 まとめ

アスワンからルクソールまでの行き方についてご紹介しました。
タイトル回収のため行っておくと「切符を買う以外な方法」とは「切符は買わずに乗る」です!w
しかし、これでは語弊を生みそうなので「切符は、列車に乗ってから買う」に改めます。
アスワン駅には英語表記のものはあまりなくて、正直分かりづらいですw 
(訊けばみんないい人なので答えてくれますが)
列車の時間など、大きくは変わらないと思いますが、精神衛生上サイトで確認してから行った方が安心ですw。
川沿いを走る列車の景色は、想像のエジプトよりも緑豊かで、水が豊かでした。
音楽聴きながら眺めてると、気分最高でした。

2024年の今、思い出すこと

ブログ時代に一番需要の高かった記事でした。
私も先輩旅人ブログに書いてたことをそのまま実行に移しただけなんですが、この記事も誰かの役に立ててたらいいなぁ。

アスワンからの列車のことは、今でもよく覚えています。
記事の中でもちょこっと紹介していますが、隣のおいちゃんがめちゃいい人だったんですよ。
話しかけてくれるんですが、おいちゃんは英語が話せないし、私も何言ってるか分からないしでお互い笑い合うだけでしたw
でも、お菓子もくれたし途中で英語が話せる兄ちゃんと席を変わってくれたりしてね。
兄ちゃんもいい人でルクソールに行くんだと伝えると、もうすぐだと言ってくれました。

ルクソールが近づいてくると、その兄ちゃんとおいちゃんが荷物を支えてくれて、プラスなぜか周りのみんなも列車の出口まで送ってくれました。
多分、アジア人がその場に1人だったからみんな興味津々だったのもあるのかな。

アスワンを出発してすぐくらいに撮った写真

アスワン出てしばらくは「我ながらすごいところに1人できたなぁ」って思いながら、窓の景色を眺めました。
物思いに耽っていましたが、人懐っこいおいちゃんたちのおかげで楽しい鉄道旅になりました。
そして、全然関係ない話ですが、大好きなバンドのELLEGARDENの新曲が出たのもこのタイミングで、それを聞きながら景色を見てるとBGMとして合いすぎてて泣きそうになったことも思い出しますw
まとめで「音楽聴きながら」とあるのはELLEです。
離れた日本で発売された新曲をリアタイで聞けるなんて、いい時代になったよなぁとしみじみ思ったものです。

最後の方は、ちょうど夕日に差し掛かる時間帯だったんで、めちゃ綺麗だったこと。
笑顔いっぱいで送り出してくれたおいちゃんたち。
いい景色といい音楽で最高の気分だったこと。
全部よく覚えてます。
そして、このあとルクソールを少し歩いただけで、エジプトの洗礼を浴びることになりますw。
それは、次の記事でお楽しみ頂ければと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?