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とある農園の風景〜episode2〜

冬の空
朝日が昇り
時間と共に
翳ってゆく農園

澄み渡る空気は
まるで地平線をどこまでも
押し伸ばすようにして
まるで映写機のように
僕の瞳に投影する

なんて事のないありふれた風景
昨日も今日も明日も明後日も、、、
きっとまだ数え切れないほど見るであろう景色

それなのに、、、
どこか懐かしく
頭の片隅で流れ出した"故郷"が
踵を返すように
自然と帰路へと誘う

今日という日が終わる
そして、、、
明日という日がはじまる
まだ誰も知らない未知の世界
期待と不安が背中合わせにせめぎ合い
胸の奥に響く微かな鼓動を
明日の空へと繋ぎ止めた

澄み切った空に
宇宙の片鱗をチラつかせ
今日も僕らを見下ろしている
そして僕らも見上げてる

それが明日という保証はないが
きっと"みらい"なのだろう

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