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法然とスティービー・ワンダー

少し過ぎてしまったが、いまから約870年前の5月13日、浄土宗の開祖である法然上人が生まれた。武士である漆間時国の子として生まれ、勢至丸と呼ばれた少年の頃に、対立する武士の夜討ちに遇い、父を亡くし、この世の無情を知ることになる。
瀕死の時国は、息子に「決して仇討ちはするな」と言った。
父の遺言を胸に、その後、比叡山延暦寺へ出家し、やがて自らが、開祖となり浄土宗を開いた。
法然より25歳年下の源義経は、母である常盤を山賊に殺されているが、数年後に仇討ちしている。
当時の価値観に置き換えてどっちが正しいかは、難しいところではあるが、平安後期から室町、鎌倉時代と日本の中世と言われた時代に、仏教を軸とした多くの宗教が生まれたのは、やはり戦乱・災害・疫病・飢饉など乱世であったからなのだろう。
西洋における中世の時代も暗黒時代といわれ、日本の中世の荒れた時代においての様々な事象とよく似ている。

話は大きく変わるが、同日の誕生日にスティービー・ワンダーがいる。
現在74歳のスティービー・ワンダーのつくる音楽はどれも素敵だが、私が好きな曲が
3曲ある。とある商業施設で、服の試着をしていて、スティービーワンダーの曲が流れた。あんまりにもスピーカーからラッキーラッキー言われるもんで、気分良くなって
服を買ってしまった。家に帰って、頭から離れないその曲を検索して、歌詞を見ても
ラッキーなんて一言も書いておらず、思わずのけぞった。だけど、今でも私にとっては運気爆上がりの曲。

そして、「オーバージョイド」あれこそが、宇宙一、平和な曲だと思う。
歌詞は失恋ソングのようだけれど……




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