双方の努力

この世の大半の人間関係は、双方の努力で成り立っているものだと思うんです。
忙しいけど、会う時間をつくろう。
やることあるけど、少しだけ通話しよう。
ほんのちょっとの空き時間で、連絡を返そう。
そういう、“ほんのちょっとの努力“をお互いにしている場合にのみ、長く深い人間関係が築けるのだと思います。

私は、この“ほんのちょっとの努力“ができない方を敬遠してしまいます。
それだけで、その方への印象が下がってしまうのです。
何より、“この方は私に対して誠実に接していない“ “私のことを大切に扱っていない“と感じてしまうのです。
私と向き合おうとしている方が、そのような対応をするはずがないと思うから。
その結果、”この方に私の時間と労力と心を使う必要はない“と切り捨ててしまいます。
自分を守るために。自分を大切にするために。

“親しき仲にも礼儀あり“
これって、こういうことなのではないかと感じています。
一度親しくなったら、こういうところで変化を感じ、考える材料になります。
どちらかが相手のために“ほんのちょっとの努力“ができなくなったら、その関係は終わりに向かっているのだと捉えるようになりました。
悲しいけれど、一生付き合っていられる方なんて、そういませんから。
今の人間関係も、いつか終わりを迎えてしまうのだろうかと、答えの出ない問いを考える毎日です。

自分が大切に想う方に対して、こういう“ほんのちょっとの努力“ができる人間でいたいと感じるとともに、自分を守るために切り捨てる勇気も必要だと、肝に銘じるばかりです。

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