小金井小次郎の墓

お芝居や講談浪曲で有名な江戸の侠客
小金井小次郎

JR東小金井駅ちかくの西念寺に墓所があるということで行ってきた。
うーん。追悼碑がとにかくでかい。
まわりの墓石のゆうに二倍はある。

大衆演劇ではじめてみた股旅もの「闇をゆく三度笠」の主人公で、明治時代に流行した「慶応水滸伝」で有名になった人物。

勧善懲悪、弱きを助ける侠客として描かれていた小次郎だけどそこはやくざ者。

小平の幸八と大喧嘩をくりひろげ八州廻りから目をつけられる武闘派で、府中の万吉から盃をもらい一家をかまえる。
その後島流しにあうものの島民のために井戸を掘り、屋敷を借りて商売までする羽振りの良さと行動力。

地元に戻ってからも飯盛旅籠に貸し座敷を営みながら勢力を伸ばし続けた。
新門辰五郎とは兄弟分、墓石は次郎長とおなじく山岡鉄舟の揮毫。

墓には四軒寺(いまの吉祥寺)、荻窪、阿佐ヶ谷、新宿など中央線沿いの親分の名前がずらり
さらには神奈川、子安、生麦、川崎(大島)、羽田まで、武蔵野から京浜一体にまでおよんだ小金井一家の勢力がしのばれる。

そしてなんと小金井小次郎こと関小次郎の孫(曾孫?)が小金井市二代目市長であったことを知りまたまたびっくり。

中野在住の身としてはなんとなく身近に感じられる人物。

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