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昨年と今年を繋げる言葉

なんとなく惹かれて、
気づくと何度も足を運ぶようになっていたお気に入りの場所がいくつかある。

自己紹介をするわけでもなく、
足を運ぶ機会を重ねる内にそれとなく存在を認識するようになり、
その場その場の会話が生まれるようになり、
その話から人となりを段々に感じていく。
名前もちゃんと知らないし、連絡先も交換しているわけでもないけど、結構その人の一面に詳しくなっていたりする。

「あ、あけましておめでとうございます。」
「今年もよろしくお願いします。」
年が明けて初めて顔を合わせた時、ペコリとお辞儀を交わした。

ただのありきたりの年始の挨拶だけど、交わせたことが嬉しいと感じた。
お互いの昨年に、お互いが存在した証。
昨年と今年を繋ぐこの言葉が、
同じコミュニティや組織に所属しているわけでもないところから紡がれる。
「サード・プレイス」ってこういうところのことをいうのかなー。

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