自己紹介

詩のない夜も
名は彩苑という

「システムの幸福なんて
 知ったことじゃない
 こぼれ落ちる命も
 ぜんぶ愛したいよ」

生意気な一匹の夏蝶は
旅の終わりに土になった

桜の葉を手放すあたたかい指先

こむぎ色の身体で月をながめる

これからは

「火膨れのようなチーズと
 トーストしたパンが好き」

「むらさきいろの色鉛筆で
 木の葉のみどりが描けるかな」

そんな調子でいい

名は彩苑という

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