見出し画像

新年のご挨拶と佐藤辰海演劇祭優勝のご報告

毎度どうも、保坂です。
あけましておめでとうございます。
2020年です。
2020年にも関わらずこの記事はひたすら2019年の年末の話をします。

年末にguizillen主催の佐藤辰海演劇祭なるものに参加しておりまして
総額100万円をめぐり8団体が血で血を洗う戦いを繰り広げていたのですが、
なんとまあムシラセが優勝しました。
一番でっけー賞、作品賞をいただきました。70万円。
ちなみにこのお金は劇団員の人たちが一生懸命バイトに明け暮れて貯めたそうです。スポンサーとかいません。すごいなguizillen。イカれてやがるぜ。そういうの好きだぜ。

画像1

(財布から全財産をかき集めるguzillenの可愛い男子たち)

演劇やってて基本的に辛いことしかないんですけど
(金かかるし儲からないし時間かかるし基本的にすげえ大変)
31日の結果発表イベントでムシラセの名前が呼ばれた瞬間、こういう表現をやってきたことが報われたんじゃないかと思います。嬉しかったなぁ。
役者が嬉しそうにしてくれてて本当に嬉しかったなぁ…。

俳優賞3本は残念ながら取れなかったんですが、
6位に美里さん、8位に丸光がランクインしました。
ムシラセは強キャラ揃いで中で票を食い合う予想はしていたので
結果はまあそうだろうなという感じでした。
丸光が主役だけど回しのツッコミ担当で、ある意味損な役回りだったのに上位にランクインしてたので、ああ、伝わったなぁ、ちゃんと作ってよかったなぁ、と思っています。
観客票の結果はguizillenメンバーの600票を追加しても変わらなかったそうです。
2位のサムゴーさんと5票差。お客様が見にきてくださらなかったらこういう結果には結びついてませんでした。ありがとうございます。本当に。サムゴーさん本当面白かったもんねぇ。

ここからは裏話なんですけど、今回すごくいいメンツでやらせてもらったんですよ。しかもギャラは優勝賞金しかないっていっってんのに『いいよ』って言ってくれて。
優勝しなかったらノーギャラなんですけど、誰一人取れないことは疑ってなくて、この人ら全員イカれてんなぁって思って見てました。
で、制作的なことを全てguizillenのみなさんが担ってくださるので、私は真っ向正面から作品作るだけでよかったんですよ。
そりゃクオリティあがるよね。
なので、いろんな人に取らせてもらった感が強くて、演劇祭の全ての関係者に手を合わせ新年の幸せを祈っております。
私がいうと嘘くせえんだけど本当です。

画像2

芸人さんの話はずっと書きたかったんですが、取材しないと絶対書いちゃダメだと思ってたんですね。今回は吉本で芸人やってたブルドッキングヘッドロックの髙橋龍児にお願いしてその界隈の色々を教えてもらいました。
元芸人さんとか、関西出身の電話くん(シールを作ってくれている人)が『なんの違和感もない』って言ってくれたので、うまく空気感は出せたのではないでしょうか。どうでしょうか。

30分に収めるためにカットもめちゃくちゃ入れたし、ラスト付近は納得行くまで何度も書き直しをして、通しは何本やったかわかんないくらいにやったら、コネすぎて一瞬意味わかんなくなるとこまで行きました。
どんなに私の頭がパンクしても役者陣が良くするためにめちゃくちゃ真摯に口出してくれて、本当にみんなで作ってみんなで取った賞になりました。

31日の発表前にこういうこと言ってしまったので、宣言通り今年は本公演でつやつややろうと思います。
30分に収めるために泣く泣く切ったところもあるので、40分くらいにして。もう一本書いてね。関係ないやつもう一本じゃなくて、つやつやに関係あるお話を書くと思います。

画像3


100万は言い過ぎてたけど、ちゃんと取れてよかった。
長々すみません。ここまで読んでくださってありがとうございました。

配役表とクレジットはどこにも載ってないので、ここに載せておきます。

ムシラセ「つやつやのやつ」
作と演出と写真 保坂萌

ぷるぷるタブレット吉光…山崎丸光
ぷるぷるタブレット常本…竹岡常吉
カブキ∞…菊池美里
安楽亭おすし…山森信太郎(髭亀鶴)
ちあき…瀬戸ゆりか
ウィスパー髙木…つかてつお(東京ジャンクZ)

芸人シール職人 吉田電話(クロムモリブデン)
シールお絵かき職人 中野あき
取材協力 髙橋龍児(ブルドッキングヘッドロック)
動画撮影 akkey

仲良しの冬乃郁也先生が優勝記念漫画を書いてくださったので
それを見ながらお別れだ。

台本公開しようかなと思っています。
とりあえず個展のいろいろを終わらせないまますぐこっちに移行したので
いろいろお待たせしてる皆さんごめんなさい、いまやってます(苦)
それ終わらせてまた楽しいコンテンツお目見えしたいと思ってます。

ほな、演劇も写真も全部ひっくるめて、今年もどうぞよろしくお願いします。

2020年1月3日のど深夜 保坂萌

ご支援いただいたお金は写真の機材費・演劇につぎ込みます。 保坂がスクスク成長します。よろしくお願いします。