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ナイトーシンジュク・トラップホールのお稽古が始まりました

毎度どうも、ムシラセ保坂です。
ムシラセの夏興行「ナイトーシンジュク・トラップホール」のお稽古が始まりました。

鬼のチラシ14種

さてはて、今回はどういうお話かというと、歌川広重とその周りの人たちのお話、つまり時代劇というやつです。初めて!着物!だけどなんだか現代風な着こなし!殺陣はないですけどホストクラブのシャンパンコールはあります!どんな江戸時代?

みなさま歌川広重ってご存知ですか?東海道五十三次を描いた絵師ですね。
せっかくトップスでやらせてもらうので新宿の話を書こうと思った時に見つけた絵が広重のこちらでございまして。

名所江戸百景 四ツ谷内藤新宿(めいしょえどひゃっけい よつやないとうしんじゅく)
歌川広重(うたがわひろしげ)(初代)画 安政4年(1857)刊 
画像は東京都立図書館からお借りしてます

広重の絵ってすごく美しい構図のものが多いんですが、なぜか新宿だけ馬のお尻と馬糞。なんで?どうしてこうなった?と調べ始めたらば、
新宿は昔『内藤新宿』という宿場町で、そこには飯盛女(幕府非公認だけどグレーゾーンの私娼)がいて、広重と同い年の葛飾応為がいて、北斎がいて馬琴がいて一九がいて…というのがお芋のようにポコポコ楽しそうな人たちが出てきましたので、じゃあ大きい括りで『絵とお話』を作る人たちのお話を書いてみようと思い立った次第です。

ここ3作品(「瞬きと閃光」「つやファン」「眩く眩む」)はものを作る人たちをテーマにした作品で、今回の「ナイトーシンジュク・トラップホール」は総括みたいなお話です。
なので、出てくる人はマルチバースでアベンジャーズだったりします。
過去作を見てくださっている方々には楽しいはず、でも初めて見る方もストレスなく見ていただけると思います。

顔合わせチラシ14種

まだ本読みしかしてませんけども、私は今まで書いたことがないものを書けたなぁって役者さんたちに思わせてもらっております。
見にきて欲しいなぁー面白くするよー!本読みで涙出るくらい笑ってます。
時代劇のフリした時代劇じゃない時代劇だからね、ボーイミーツガール青春ポルノグラフィティですからね。こうかくと意味わかんないですね。でもそうなのです。

とっても楽しい夏にしますので、皆様ぜひお越しください。
初日は14種のチラシと非売品のクリアファイルを全員プレゼント・2日目に謎の割引があり、推しチケには写真と謎の枡がつきます。いらないと言われようとつけます。

というわけで、お待ちしております。

2024年本公演 『ナイトーシンジュク・トラップホール』
2024年7月16日(火)〜 7月21日(日)
@新宿シアタートップス

チケット取扱 カンフェテイ

全席指定席 前売4800円/ 当日5300円
推し応援チケット10000円(キャスト別・要予約)
※キャストブロマイドと楽しいグッズ付き
○初日はおみやげ付き! チラシ全14種と特製クリアファイル(非売品)
②二日目なぜか入らない割 前売4000円・当日4500円

【出演】
渡口和志
高野 渚
和泉宗兵
藤尾勘太郎
大野瑞生
永田紗茅(柿喰う客)
辻響平(かわいいコンビニ店員飯田さん)
佐藤新太
瀬戸ゆりか(青年団)
つかてつお
菊池美里
渡辺実希
元水颯香

有薗芳記

【スタッフ】
脚本・演出・写真  保坂萌
演出助手 廣川真菜美(maars inc.)
舞台監督 藤田有記彦
舞台美術 合同会社およぐひと
照明 保坂美沙(C.A.T)
音響 星知輝
楽曲 Renn Saito
衣装 渡辺実希
振付 小林真梨恵(waqu:iraz)
宣伝美術  藤尾勘太郎
宣伝ヘアメイク 上野小百合
映像収録  川本啓
制作 小泉美乃(合同会社soyokaze)
協力 オフィスPSC・吉本興業・株式会社プライマリーフィールド・オフィスルード・柿喰う客・青年団・かわいいコンビニ店員飯田さん・あやめ十八番


内藤新宿 馬糞の中で あやめ咲くとは しおらしや

明け方三千世界の鴉がカーカー鳴く街で、ゴミに埋もれた女の子を拾った。
いつだって楽しくなさそうな彼女は、体を売ってホストに貢いでいるらしい。
僕はまだ何者でもなくて、北斎とその娘と蔦屋重三郎とかいう有名な編集長に怒られてばかりだから、あの子を助けてあげられない。
夢がグニャグニャ入り混じって手に残るのはゴミばかり。

東海道五十三次を描く前の歌川広重とポイ捨てされる飯盛女。
これは僕以外のことばかり愛してる、ゴミみたいに美しいあの子とのお話。


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