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教育資金の闇


こんにちは。お金の神様 虫鹿です。
今日は教育資金の闇について紹介します。

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教育資金は「人生の三大支出」に該当するのですね。「人生の三大支出」とは、「住宅費用、教育資金、老後資金」のことを指します。

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教育資金は、下手するとこの三大支出の中でもトップ級にお金が必要になる可能性もあります。「なぜ、トップ級になるのか?」を詳しく紹介します。

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まず、いろんな機会で人生のお金に関する「ライフプランニング表」「キャッシュフロー表」というものを作ったり、作ってもらう機会があると思います。

多くの人にとって、住宅購入の機会が始めて「ライフプランニング表」を作るきっかけとなると思います。家といえば、数千万円する高い買い物です。

皆さん、家が買えるかどうかの決め手は何かわかりますか?
ズバリ、住宅ローンの返済を支払っていけるかどうかです。

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住宅ローンを支払っていけるかどうかに付随するのが、同じく三大支出の「教育資金」がちゃんと調達できるのか?「老後のお金(老後資金)」が足りなくならないか?というところなんですね。
この時、専門家の方や不動産会社からお金の専門家を紹介されて、シミュレーションして、

相談者:
「うん、大丈夫だね。教育資金、大丈夫だと思います。」

お金の専門家:
「お父さん、お母さん、小中高公立で大学だけは私立の大学っておっしゃいましたよね。息子さん、娘さんも同じでいいですか?」

相談者:
「うん、同じでいいと思います。」

お金の専門家:
「じゃあ、大丈夫ですよね。老後資金も足りますよね?」

このような会話がされます。事実を申し上げます。
「そんなに甘くないのです!」

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まず、教育事情は、ご自身の世代より事情がかなり変わってきています。私は今、東京、神奈川中心に活動してるんですけど、親が小中高で公立希望とか、全然関係ないのですね。

特に家を買う時は、イコール「環境を買う」ということをご承知頂きたいのです。エリアによっては、通学している小学校のクラスの8割ぐらいの児童が中学校受験するエリアもあります。

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そのようなエリアに住んでると、子供も中学受験に意識が引っ張られます。
引っ張られるって良いことですよね?勉強するということがすごく良いことだと思います。ただ、中学校受験するということは、お金が掛かります。

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これは、実際に知人に起きたことですが、その知人は、東京の世田谷に住んでいて、私と同じお金の専門家をしています。

なので、自分の家計に関しても、ばっちりと言えるくらいにシミュレーションして、子供3人ととても良い環境・閑静な住宅街で暮らしていました。教育に関しては、高校まで公立へ子供を行かせようと思っていました。大学くらいは、さすがに専門学校か、私立の大学かなということでお金を貯めていました。

ある日、真ん中の子供が、

子供:
「ママはちょっと話があるんだけど・・」

母親:
「どうしたの?」

子供:
「僕、サッカークラブ辞める?」

母親:
「えーーー、あなたにJリーガーになるって言ってたじゃない!」

子供:
「そうなんだけど、やっぱりJリーガーは無理かなと思って・・」

母親:
「いやー、わからないわよ。将来わからない。それに仮にJリーガーになれなくてもサッカー頑張るのはママは素晴らしいと思うわ」と言ったら

子供:
「そうなんだけど、でも、お母さん、中学校受験させて!」

母親:
「えええぇぇえ!あなた、勉強嫌いって言ってたじゃない?それにうちお金ないわよ」

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子供:
「そうなんだけど、僕、勉強頑張るからお願い。お母さん考えてみて、Jリーガー目指すのと、中学校受験頑張るのどっちが報われると思う?」

母親:
「うーーーん。中学校受験かな?」

子供:
「そうでしょ」

結果的に、その知人の家庭は中学を受験することになりました。後に恐ろしいことに、なんと!塾代が(将来の)大学受験以上に掛かりました。

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多くの皆さんが教育資金の頂点は、大学資金だというイメージではないですか?

実際に大学資金は、高い(高額な費用が掛かる)と思うのです。大学と言っても、国公立・私立、理系・文系とありますけども、(一番安い)私立文系でも四年間で500万円くらい必要になります。私立理系だと600万円強の高い金額になります。

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その知人の家庭が通っているのは、普通の中学受験の塾です。だいたい中学校受験する方は、小3の2学期から新4年生の間で塾に入学します。
だから、小4・小5・小6の3年間塾にお世話になるのですが、その費用がなんと!年間で200万円かかるのですよ。

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小4・小5、200万円で、最後の年(6年生)は中学受験の塾の宿題は、お父さん、お母さんで教えられないくらい難しいのですよ。だから、いっぱい出る宿題をこなすために、別途、家庭教師つけて最後の年は400万円掛かりました。

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その他、講習などでお金がかかって、その家庭は約800万円掛かったとのことです。

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無事に行きたい中学校に進学できたのですけども、大学以上にそんなに多くのお金かかっちゃってるからお金のプロの家庭でも、マネープランががた崩れになってしまいました。今、本当はリタイヤできる年齢だったけど、今でも頑張って働いていらっしゃいます。

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だから、まず気をつけて頂きたいのが、これからキャッシュフロー表やライフプラン表を作ったり、作ってもらう機会あると思うんですが、セカンドオピニオンとして信頼のおける別のファイナンシャル・プランナーなどに見てもらうことをお勧めします。

私もセカンドオピニオンとして、作ってもらった「キャッシュフロー表」「ライフプラン表」の分析するんですけど、多くのプラン表で、塾代や予備校代が抜けています。

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つまり、「その見積もりが非常に甘い」です。
だから、後々、資金が足りなくなって、老後が破綻するリスクとかにもなりかねません。

勉強させるということは、とっても良い事だと思います。もちろん、可愛い娘様、息子様が勉強を頑張ろう時に備えて、親心として「受験するかもしれない」と思って、念のため、受験に備えた環境になる準備で厳しめに見積もりも作っておくことが重要になります。

早めに対策しておけば、何とでもなりますのでしっかり備えておきましょう。ではでは。ご清聴ありがとうございました。

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