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お金の神様 虫鹿恭正「大谷由里子さんの教え 使ってきたお金で〇〇が作られる」

大谷由里子先生の座右の銘とは?

伝説の元吉本マネージャー大谷由里子先生の座右の銘を紹介します。大谷先生は横山やすしさんのマネージャーや吉本印天然素材を作り上げた私の師匠のひとりであり、この言葉は私の座右の銘ともなっています。
それは、「食べたもので体が作られる」「聞いてきた言葉で心が作られる」「話す言葉で未来が作られる」というとてもパワフルな座右の銘を仰られています。これにファイナンシャル・プランナーでお金の専門家の私としては、さらに「使ってきたお金で人生が作られる」をこの座右の銘に付け加えたいです。

これまでの人生で使ってきたお金を振り返ると・・

さて、これまで私はいくらのお金を使ってきたんだろうと思うことがあります。私は41才なので、当然、数千万は使っていて、ひょっとしたら億を超えるお金を使っているかもしれません。よく会社員の生涯年収は、男性が2億7千万、女性が2億くらいだと言われています。長い社会人人生のうち、まだ半分も経験していないのですが、そこそこ稼いでいて、使ってもいると思います。それ以外にも、私が社会人になるまで両親にはとても多くのお金を使わせたと思います。私の父は会社員ですが、有名な演歌で北島三郎さんの「がまん坂」をよく辛い時にカラオケボックスやスナックで歌ってたと聞いたことがあります。「がまん坂」のように辛いことがあっても頭を下げ、時にはゴマをすってペコペコして、汗水を垂らして稼いだお金を私のために使ってくれたのだと思います。

これらの今まで使ってきたお金は、「生き金になってるのかな」とふと思いました。自分で稼いだお金の使い道は自己責任なのでまだ良いのですが、両親が稼いだお金はできるだけ生きたお金の使い方をしたいですよね。両親が私に使ってくれた汗水の結晶(お金)を「しっかりと生き金にできてるかな」と振り返った時、かなりもったいない使い方、単なる浪費になってしまったこと、つまり、「生き金になってないもの」がたくさんあるのと思い、本当に後悔の気持ちがこみ上げてきました。

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お金の使い道は「消費」「浪費」「投資」と「志資(投志)」

私のセミナーや講演でも話すことですが、お金の使い道には4つあります。このうち「消費」「浪費」「投資」の3つは、他のファイナンシャル・プランナーもよく言う言葉ですが、私はこの3つに加えて4つ目の使い方があると思っています。それは(私の造語ですが、)「志資(こころざし)」と言います。「志資」とは、自分以外の「利他」の精神で世の中や社会、愛する人の為ににお金を使うことを言います。
また、(これも私の造語ですが、)「投志(とうし)」と呼んでも良いと思います。志に投じる「利他」の精神で誰かの為や社会の為にお金を使うことが大切です。皆さんが働いて稼いで「使ってきたお金で人生が作られる」というわけです。

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もちろん何でもかんでも「投志」をすることはできないと思いますが、この「消費」「投資」「浪費」「志資(こころざし)」を少しでも意識するだけでもこの先の人生の豊かさや幸福度を大好きな家族やパートナー、友人知人、恩師など対社会の為に汗水垂らして稼いだお金が「生き金」になれば、自分の思い出に残るかもしれないくらい嬉しいことです。

最後に

私の両親は現在、父が72歳で、母が70歳です。
両親が二十代半ばまで私の為に使ってきてくれたお金は少なくとも数千万円になると思います。この数千万円のお金は、本当に申し訳ないけど、たぶん返せないと思います。なぜなら私が稼いでいる限られたお金で家族も養っていかなければならないからです。
この限られたお金を出来る限り「生き金」になるように「投志(とうし)」「志資(こころざし)」に少しでもをして、両親、あるいは皆さんにわずかばかりでも恩返しができればと思っています。

YouTubeでこの内容の動画を公開しております。ぜひ動画もご視聴お願いします。



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