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卓上クリーンベンチを選定する上で考えたこと

状況を変えるためにクリーンベンチが必要になった。
なぜ、クリーンベンチなのか?
何を、始めようとしているのか?
それは追って紹介することとして(たぶんキノコ)

今回はクリーンベンチを選定する上で考えたことをツラツラと書いていきたい。
誰の参考にもならない情報かもしれないが、Noteを書く肩慣らしとしてあえて書いてみる。

結論を先に書くと、私はTOSC社  NS-8ASTを選びました。

※この考えたことはカタログ上の情報から個人が独断と偏見で考えたことをメモしています。実機は見ていません。

卓上型か否か


バイオクリーンベンチ(BLB)日本エアーテック社

まずクリーンベンチといえばこういった台を含めたような物が一般的かと思います。
しかし、今回は予算と設置場所の都合上、卓上型のクリーンベンチを購入することになりました。

卓上型クリーンベンチ、どれも似たり寄ったり

検討したのは以下の2機種

・日本エアーテック社 KVM-757

KVM-757

KVM -757の惹かれた点は
・電子着火式ガスバーナーが標準装備
・送風機がDCブラシレスモーター仕様で消費電力が少ない
・LED照明仕様で低電力・長寿命
・コンパクト


・TOSC社  NS-8AST


TOSC  NS-8AST

NS-8ASTの惹かれた点は
・「防振防音モータと緻密に設計されたシロッコファンを採用」という得体の知れない魅力。シロッコファンなので風圧が強そう。消費電力は大きい。



比較検討

両者を比較したところ、エアーテック社の方が断然、惹かれている点は多い。
優秀。出来杉くん。
一方、TOSC社は一昔前のクリーンベンチといった感じが拭えない。
しかし、私の直感ではTOSC社を選んでしまっている。
初見でTOSC社にグッときた。

ではなぜTOSC社を選んだのか?

グッときたポイントは
・緻密に設計されたシロッコファン
・大きさ
・前面のガラスの仕舞い方

それぞれについて解説したい。

・緻密に設計されたシロッコファン

「緻密」というところにグッときた。
作り込んだ感じがよい。
実際のところスペック的にはエアーテック社のプロペラファンのほうが上。
しかしなんだろう、グッときちゃったからしょうがない。

あと、もう憧れの領域に入っちゃいますが
敬愛するPaul StametsさんがWebショップ「Fungi Perfecti」で売られているLaminar flow hoodなど海外勢はほとんどシロッコファンを使用しているのでシロッコいいのかなと。


・大きさ

写真で見るとTOSC社の方が10cmほど作業スペースが広い。
作業できる高さも高い。
高くてもあまりありがたくはないが、横幅10cmUPは、特に卓上型では作業性に大きく影響しそう。広いは正義。

・前面ガラスのしまい方

図面を何度も喰い入るように見てやっと気づいた最大の違い。
・TOSC社はクリーンベンチ内でガラスがスライドする
・エアーテック社は前面ガラスを開けた時、クリーンベンチから飛び出る

おそらくエアーテック社の仕様でもクリーン度合いにはほぼ影響がないと思う。
しかし、私の使用する環境が「そんなにクリーンではない環境」を想定しているので、この地味な違いはありがたい。「原因不明のコンタミ」とか防ぐのに役立ちそう。まぁ、クリーンルームのような環境で設置される方には関係ないかもしれませんが。

結論

冒頭にも書きましたが、TOSC社に決めました。
もう理性で考えたらきっとエアーテック社一択なんでしょうが、グッときちゃったんだからしょうがない。重量も重いし、デザインも古いが、いい相棒になってくれそうで、今から納品を楽しみにしています。


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