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個展に向けて②

最近のお気に入りは、厚めの水彩紙を切って、切り取ったパーツを捨てずに、色をつけてパズルのようにはめること。「パチン」ってはまる瞬間がたまらなく楽しいのです。

カッターの刃を入れた角度によって、ある一定方向からでないとピタッとはまらなかったり、少し触れたり、紙を余計に動かしたりするだけで、パーツがバラバラになってしまうので、自ずと丁寧に触れることができるのもご馳走ポイントです。

パステルを使ってみたり、切り剥がしてみたり、その時に思いついたことをそのまま形にしているのですが、最近形にしているこのシリーズ(といっても、三つ目くらいですが)は、切り絵をし始めてから辿り着きたかった、ひとつの完成形です。

承認を得るための制作がどんどんいらなくなってくるのだと思っていましたが、少しアンバランスな部分もありました。この作品に込めた愛は全く見えないにしても、自分自身が納得できる、ひとつのスタイルが形を為してくれたような気がしています。


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