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第十回 春風亭いっ休勉強会

今晩は春風亭いっ休さんの勉強会に行ってきました。

春風亭一之輔さんの三番弟子のいっ休さんとは、弟子入りをする前に知り合いました。入門してからはお会いしたことはありませんでしたが、高座に上がるようになったら聞きに行きたいと思っていました。

勉強会をしていることを知ったのが昨年秋。第六回の時でした。二か月に一度の開催です。私は今回で4回目になります。前回から会場が池袋、時間が19時からになりました。

本格的に落語を聴きに行ったことがまだ無いので、私にとって、落語=いっ休さん。そこに二人目の落語家、桂枝平さんが前回登場して世界がちょっぴり広がりました。あまりにも狭いですが(笑)近い将来、師匠方も聞いてみたいです。

いっ休さん 枝平さん

落語初心者にとって毎回初めて聞くお話で面白い。いっ休さんの話し方というか、口調は、耳にクセになる(笑)全く飽きないのが不思議。たぶん、ずっと聞いていられる。いやずっとは飽きるかな。。。ひょうひょうとしてる。

今日は今まで以上に表情がクルクル変わって楽しかった。不断は寡黙で表情が動かないイメージなので、こんなに可笑し味ある表情をするのかとびっくり。ふとした瞬間の間も面白いし。トリの「うなぎ屋」の動きが最高に面白いというか、キモ可愛いというか(最大限褒めてます!)。落語家さんはパントマイム力もすごいですね。

そうそう、羊羹の食べ方が可笑しくて。リアルなようで、そうでもないようなセンスが好き(笑)

また、必ず新作を創って披露してくれるのがすごい。で、披露前の言い訳も毎回面白い。昇進を控え忙しいようですし、師匠の一之輔さんは人気者なのでお稽古をつけていただく時間も難しいようです。でも毎回やる。それがすごい。

今回の新作「鐘の中」は、もう披露することはないだろうと本人が言うので幻の作品になりそうかな。個人的にも、こういう戦時中の設定が好きではないのでスッと入ることはできませんでした。でも今では新作が一番楽しみになっています。以前の長生きがテーマ!?の新作が好きだったな。。

そして、いっ休さんと全然キャラが違う枝平さん。前回よりも飛ばしていたような。すごくハイテンションでダイナミック。とにかく声が大きくパワー落語。あ、威嚇落語のくだりは最高に面白かったです。

「紀州」は古典の地噺。地噺は登場人物の会話が少なく、演者が物語を語る形式で、本筋と全く関係ない話を差し込んでも成立するのだそう。

枝平さんの「話の筋」と「差し込む現代の面白い話」の行き来が巧みで最高に面白かったです。お客を巻き込むやり方も楽しい。前回よりのびのびしてたような気がしました。

いっ休さんいわく「一番ヒマな前座さんに手伝ってもらってる」そうなので、次回も枝平さんがヒマだったらいいなと思っています(笑)


全て披露した後の、反省会のようないっ休さんのしゃべりも人間味があって好き。人の良さが溢れてる。今回も笑った。ありがとうございます。

送り出しをしてくれるのでお話をするのも楽しみ。同僚たちと行ったので記念撮影。枝平さんに撮影してもらったら、いっ休さんが神々しくて御利益ありそうな一枚に笑いました。

次回は8月9日㈬19時~
池袋「minaikeZa」1000円

申し込みは下記写真の連絡先まで。

私は予約済。楽しみにしています。

aya


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