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7月8月の演目発表

6月のカレンダーが今月上演の’おとく’なのは面白かった。上演月に合わせてくるとは(笑)猿之助さんの当たり役になったと思う。コンスタントに演じているお役の一つで、中車さんの又平にどんな’おとく’でくるのか本当に楽しみでした。

ネットニュースや週刊誌などの見出しだけでも心が削られる日々です。テレビをつけることは全くなくなり生活が一変しました。自分の中の喪失感を見つめながら、どんなに猿之助さんが生きる支えになっていたかを改めて感じています。

いたか。。ではなく、今もそう。過去形ではありません。何を観ても猿之助さんのことを思うし、他の歌舞伎役者さんとファンが楽しそうにしているのを見ると羨ましい。その気持ちに蓋はしません。

今月の仁左衛門さんの「すし屋」も観たいのですが、私は猿之助さんの’お里’も大好きすぎて、今は観ることができそうにありません。松緑さんの狐忠信も。。

それでも今は歌舞伎が観たいと思えます。猿之助さんの代わりはいないけど、思いを繋いでくれている人たちがいます。それに思い出は宝物。劇場に行くと大切な宝物に包まれているような感覚にもなるのです。

希望を感じることもありました。7月8月の演目発表を初日観劇で知った時のお話を聞いてください。

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