マガジンのカバー画像

私と歌舞伎

85
感じたこと、猿之助さんに影響を受けたこと。
運営しているクリエイター

2023年8月の記事一覧

1年前の八月納涼歌舞伎「弥次喜多」千穐楽のこと

八月納涼歌舞伎はあと3日です。 「新・水滸伝」をこんなに楽しめるとは思いませんでした。澤瀉屋の芝居は観るほどに面白いし力が湧いてきます。「楽しかったね」と言いながら友人と劇場を出る幸せを毎回感じています。 昨日今日と観てきました。 このお芝居は、猿之助さんがいない寂しさを仲間とともに分かち合っている気分になるのです。一人じゃない。。そう思えるし、前に進む勇気をもらえる。 何回観ても全く同じ舞台はなく、受け取る私の心の状態も違います。その日に印象に残る場面やセリフがその

3ヵ月

8月20日は忘れられない思い出があります。 2012年のこの日は「亀治郎の会ファイナル」の大千穐楽でした。カーテンコールで尾上右近くんが毛振りを始め、猿之助さんがそれに合わせて始める。二人とも体力オバケ(笑)その前に連獅子でさんざん振ったのにまだやる!とお客は大盛り上がりでした。 「亀治郎は今日で昇天しました」 猿之助を襲名してもファンとの約束を守ってくれ「亀治郎の会」を10回やり遂げてくれました。嬉しかった。その時、亀治郎は昇天したと宣言しました。その言葉は、この日から四

ただ君がいることを確かめたいだけ

8月がスタートです。 今月もエンタメで納涼します。 今日は4年ぶり以上の同僚との納涼会でした。まだまだ感染には気をつけながらですが、皆で会える幸せに浸って楽しく過ごすことができました。 タイムリーに猿之助さんのことが話題になりました。同僚全員が歌舞伎に興味がある人たちなので自然と。このメンバーの中では安心して猿之助さんのことが話せるので、むしろ勇気をもらうことができました。そして感じることもありました。