◆DAY44 10-30代限定プラクティカへ


*2019年7月21日*

来週は出張続きで踊れないので、どうしても今日、タンゴが踊りたかった。

日曜日。LOCAのレッスンもないし、ミロンガもあんまりない……というかまだ一人でミロンガには行く勇気はない。

悩んだ末、FBのTangoイベントの情報で知った「10-30代限定プラクティカ」に初めて参加してみることに。ミロンガは無理でも、プラクティカなら一人でも大丈夫なはず……たとえ参加者のなかで一番ヘタでも、プラクティカなのだから、思う存分練習すればいい。

会場は恵比寿にあるラ・バルドッサ。初めて行くスタジオ。そもそもLOCA以外のスタジオに行ったことがないので、何もかもが新鮮に感じる。

「10-30代限定」というだけあり若い人ばかり。
君たちは一体、今までどこに潜んでいたんだ……。

可愛らしい女子大生も数人参加していた。そんな若くしてタンゴに出会えるなんて羨ましい!一体どんな生き方をすれば、大学生のときにタンゴに出会うんだろう……。色々心の中で独りごちた。


18:30〜19:00がプラクティカ前のミニレッスンで、主催者(男女)が参加者の疑問に答える形で進行。質問タイムのあとは、狭い空間でも使えるアドルノのレクチャー。

19:00〜プラクティカ。
そもそも私はプラクティカとは何?というレベルなので(英語のプラクティス、ということだよね)、どんな感じなのか想像もできなかったのだけど、ホントに各々好きに練習したりする時間だった。パートナーと来てる人は、自由に踊ったり気になるステップを練習したり。

一人で参加してる人も結構いるので、ポツネン……と寂しい感じになることもない。とはいえやはり男性が少ないので、一緒に組む相手がいない時間は、個人で練習する感じ。

参加者のレベルはまちまちで、こちらが引け目を感じるほどビュンビュン踊っているペアもいれば、タンゴ歴数ヶ月です!という私みたいな人もいた。

ここで、只者ならぬオーラを発している年上の女性とお友達になった。なんか初めて会う気がしないなぁ、と思ったらタンゴのブログを書いている方だった。タンゴ歴は9年らしいけど、リズムの取り方や体の動かし方がきれいで目立っていた。立ち姿からしてカッコいい。
何より9年も踊ってるのに、「タンゴ好きーっ」というキラキラ感があふれていて素敵だなと思った。その女性に、どうしたらそんなにうまいのか聞くと、「上達のカギは、自主練と、変な癖を直してくれる先生のレッスン」といっていた。初心者の頃は、5時起きでエクササイズしてから出勤していたというからストイックだ。

それにしても10代ー30代という縛り。あと何年かすれば私もこの枠から外れるわけだけれど、日本にはどうして若い踊り手が少ないんだろう。実際、自分の友達にタンゴの話をしても「タンゴ?バラを咥えて踊るやつだっけ?」「ああ、情熱のタンゴ。すっごい激しいやつだよね?(←サロンタンゴだとそんな激しくないし答えに詰まる)」というような返答がほとんど。まぁ実際、数ヶ月前までは私もそうだったわけだし。

でも、なんか、タンゴの魅力を知ってしまったものとしては、タンゴがあまりにもマイナーすぎることが、ちょっと残念に感じてしまう。もう少し若い踊り手が増えてもいいのになぁ。



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