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子育てと親ガチャ

私の幼少期、昭和40〜50年代はドラえもんやサザエさんなど、ホームドラマならぬホームアニメ全盛期であった。

お茶の間で兄弟姉妹が集まってテレビを見る時間帯には、大抵子ども向けのアニメやヒーロー・ヒロインもの、戦隊ものやお笑い番組などが放映されており、週刊ジャンプ等の漫画雑誌とともに、クラスメイトと共通話題を共有することができた時代でもあった。

ネットやSNSがない時代、もちろんスマホや携帯もない時代だったので、メディアと言えばテレビやラジオであった。

私と同年代の日本人は幼少の頃、人生の影響を少なからずテレビ雑誌から受けた人が多いのではないだろうか。

さて、結婚をした同世代の多くは、現在子育て真っ最中の方もいるかと思う。(独身や子どもに恵まれない方を卑下する気は毛頭ない)

自身の幼少期と違い、情報が多様化した社会の中で、子育てに悩まれる方も多いのではないかと推察する。

以下は現在子育て中である私個人のケースだが、子育てで脳内を頻繁によぎるのが、ドラえもんに登場するのび太くんである。

のび太くんは学校で叱られ、親にも叱られ、同級生からもいじめられ、いつもドラえもんにグチを言い未来の道具で助けてもらう。そしてこうも言う。「もしも自分が親になったら、子どもを好きなだけ好きなようにさせてやる」と。

自己実現出来なかったことを、子どもに代理体験させてやりたい典型パターンである。

タイトルに書いた親ガチャって、上記のセリフがすべてを表していると思うがどうだろうか。

現実は家庭環境や収入、社会で置かれた立場で実現可能だったり不可能だったりする。大なり小なり大人なら経験することだと思うが、私は可能な限り、子どもには好きなだけ好きなようにをモットーにしている。だからきっと親ガチャである。

もし私が親として人間として器量が大きかったら、子どもはもっと自由に活動できるであろう。例えば、野球の大谷翔平や将棋の藤井聡太のように、家庭や親力といった地盤があってこそ成果を出せるのだと思っている。

最近様々な分野で10〜20代の活躍を目にするが、同世代の子どもを持つ親として嬉しくもあり頼もしく感じている。古いことわざだが「子は親の背中を見て育つ」これからも胸を張って過ごせるよう頑張っていきたい。

ご拝読ありがとうございます。

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