【安いニッポン】日本は社会主義的資本主義国家なのではと思った。

(結構断片的な知識で書いたただの憶測なので緩めに見てもらえればと思います)

今の外国の資本主義国家を見ていると大体がもう貧富の格差が大きくなっていて、資本主義は貧富の格差が大きくなることを否めないことが事実として現れているが、日本はまだ中流層がほとんどで社会的な問題が表面化することもあまりない。

それはなぜなのだろうかと考えた結果、日本は資本主義の体制を取ってはいるけれど実質的な面では社会主義的な要素が他国よりも多めにあるのではないかという仮説に達した。
大きな政府が国民の文化的な最低限の生活の権利を認めていて、貧困層には優しい国となっているし、国民皆保険や年金制度がある。また労働も真面目に(従順に)やることだけやっていれば年功序列制度が自然と給料を上げてくれたため、あまり競争意識が強くなかったのではないかと考えればある意味社会主義的であると言える。

歴史的に社会主義国家は失敗することが明らかになっていて、それでは日本がここまで成功しているのはなぜかという疑問が残るが、当時の真面目で労働を厭わない国民性と人口増加が上手く寄与したのではないかと思っている。
しかし、2000年代に入ってから日本が失墜していくのは日本が社会主義的であり、インターネットで世界が繋がった中での資本主義レースで競争力が足りず、勝ち残れなかったと考えればなんかしっくりくる。

ただ、社会主義的資本主義も悪いところばかりでなく、医療制度が充実している点や、国民の平均学力が高いこと(みんな大学まで通える)、貧富の差がそこまで広くならないこと(=治安が良い)、安くても良いものが多いなど、
社会主義的なりにも資本主義の中で企業や多くの先人たちが努力したことで中流階層や貧困層でもそれなりに豊かな生活ができるようになった。
これは完全に社会主義の国であれば達成できなかったと思う。

こういうところが日本が世界的にあまりない特徴を多く持った国になった要因なのでは?と、思う。

最近、安いニッポンとかよく言われているが、それはこう考えれば当たり前で、日本は貧富の格差があまり広がってない中、他国はすでに上流階級と貧困層の二極化が起きて、その上流階級と日本の中間層が比べられているため相対的に安く感じるというだけであり、生活レベルは実際あんまり変わらないのではと思う。(実際行ったことは無いから想像の域だが)

日本も最近は年功序列から実力主義に移行しようとしたり、アメリカやヨーロッパに見習えという志向が強く、より資本主義化していってると思う。
別にそれ自体はそんな問題ではなくて、現に社会主義的資本主義では世界の資本主義レースの中で限界が来ているからだ。
流石にこれ以上世界に置いていかれることはあまり望ましくないと思う。

しかし、資本主義を今まで続けてきた国は貧富の差が限界まで来たところで破綻する未来はもうわかっているため、そのうちアメリカやヨーロッパなどは建て直し不可能になる可能性もあるが、その分日本はすでに国民総中流のインフラが出来上がっているため、人口一人一人のポテンシャルはものすごく高いはずであるし、若者はもうテレビを見なかったり結構柔軟で理性的な考え方をしている人も多いので、グローバルに流されず、したたかに戦略を立てて資本主義のやり方を間違えず、でも世界に置いていかれないくらいのいい塩梅をしっかりと議論しながら良い選択することができれば、いつかは日本が一番成功した国になるのではないかと望んでいる。


※私は2000年代の生まれで高度経済成長期やバブル時代などの時代を生きていないし、経済学を齧ってる訳でもないただの10代なので、全く見当違いのことを言っている可能性は高いです。若造の一意見として受け止めてください。
また、間違いがあればぜひコメントで指摘してください。

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